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[国際親善試合]なでしこJ、イングランド代表と1-1ドロー

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[6.26 国際親善試合 日本女子代表1-1イングランド女子代表 バートンアポントレント]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は26日、イングランドのバートンアポントレントでイングランド女子代表と国際親善試合を行い、1-1で引き分けた。前半41分に喫した失点なでしこだったが、後半31分のMF川澄奈穂美のゴールで同点に追いついた。なでしこジャパンはこのあとドイツに渡り、29日にドイツ女子代表と親善試合を戦う。

 エースのMF澤穂希が怪我のため遠征メンバーから外れたなでしこジャパン。さらにこの日は、20日に行われたニュージーランド女子代表戦(1-1)で退場処分となったMF宮間あやを欠くため、ボランチの位置には本来CBの熊谷紗希が入った。

 序盤から攻勢を仕掛けたのはなでしこだった。12分、MF川澄奈穂美が左サイドのFW大儀見優季に展開。グラウンダーのクロスがゴール前に入るがこれはファーサイドに飛び込んだMF安藤梢にわずかに合わない。32分にはゴール前の絶好の位置でFKを獲得する。しかし大儀見の直接FKはGKの正面に飛んでしまうなど、決定力を欠いてしまう。

 すると前半41分、イングランド代表にワンタッチでパスを回されると、MFヤンキーに鋭い縦パスを通される。これがDFの裏に通ると、走り込んだFWアルコにゴールネットを揺らされ、先制点を奪われてしまう。

 1点ビハインドで折り返したなでしこは、後半開始から安藤に代えてMF中島依美を投入。早めの同点ゴールをめざし、積極的な交代策に出る。さらにリズムを変えたいなでしこは同19分にDF宇津木瑠美に代えてMF上尾野辺めぐみをピッチに送り込んだ。

 すると後半31分にようやくなでしこに得点が生まれる。中央をMF大野忍が持ち上がると、若干判断が遅れ、パスの出しどころをなくすが、左サイドを駆け上がった川澄にスルーパスを出すと、川澄は落ち着いてゴールに流し込み、試合を振り出しに戻した。

 勢いに乗るなでしこは、後半36分に中島が右サイドからポスト直撃のシュートを放つなど、イングランドゴールに迫り続ける。同40分にはFW岩渕真奈とFW丸山桂里奈を投入。攻撃の枚数を増やし勝負に出る。しかし最後まで勝ち越しゴールを奪うには至らなかった。優勝した11年W杯で唯一敗れたイングランド相手の“リベンジマッチ”は、1-1ドローで幕を閉じた。

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