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日本vsベラルーシ 試合後のザッケローニ監督会見要旨

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[10.15 国際親善試合 日本0-1ベラルーシ ジョジナ]

 日本代表は15日、ベラルーシ・ジョジナのトルペド・ジョジノスタジアムでベラルーシ代表と対戦し、0-1で敗れた。前半44分に先制点を許した日本は後半6分から3-4-3にシステムを変更したが、最後まで1点を奪えなかった。11日のセルビア戦(0-2)に続く連敗。2試合連続のノーゴールでアウェー2連戦を終えた。

以下、試合後のザッケローニ監督会見要旨

アルベルト・ザッケローニ監督
―セルビア戦に続いて厳しい結果となったが?
「ホームとアウェーで内容や戦い方に差が出てしまうことを自分たちも認識しているので、できるだけその差をなくそうと、今回の遠征をお願いした。どういう姿勢で戦ったらアウェーでも勝利に近づくことができるか、その可能性が高まるかを知るために欧州まで来た。我々はアジアを出ると、自分たちの戦いができなくなる。アジアの中と外で内容に差が出てしまうことについては私の責任だと思う。どうしたらこの課題を修正し、解消できるのか。自分が先頭に立ってやっていかないといけないという気持ちでいる。ベラルーシはいいパフォーマンスだったし、先のスペイン戦でも善戦していたので、良いチームであると認識していた。逆に我々は少しいつもの輝きがなかったと思うし、少し疲労があったとも思う。ただ、選手たちにも言っているが、この2試合と11月の2試合を合わせた欧州での4試合は、結果が出ないリスクに対して自信を失わず、自分たちの課題を解消していくために前向きに臨もうと伝えている。自信を失うためにここに来ているのではなく、私自身が先頭に立って、ホームとアウェーの戦いに差が生まれる原因を見つけないといけないと思っている」

―3-4-3にして、また4バックに戻したのは?
「なかなか前にボールを進めることができなかったので、それを打開するために内田と長友のスタートポジションを少し高いところに置いて、3枚のFWをサポートする役割にした。3-4-3にしてから少しチームにまとまりができて、少しいいリズムで攻撃ができたと思うが、長友がケガで交代を余儀なくされたので、ハーフナーを入れて元のシステムに戻した。長友は攻撃面でも1対1で勝負できる選手。高い位置に置くことで状況が打開ができると思った。3-4-3にしてから、相手のボールの出どころを抑えるような、裏を突かれないような守備ができ始めたと思う。そのおかげでチーム全体がまとまり、良い距離で戦えるようになって、攻撃もよくなったと思う」

―システムではなく、選手交代で打開する策もあったのでは?
「ボールの奪いどころが少し低かったので、もう少し高いところに持っていきたかった。4枚のラインを中盤に置いて、3トップと中盤の4枚がコンパクトに絞ることでピッチの中央でボールを奪えるのではないか、ボールの奪いどころが高くなるのではないかと考えた。長友と内田には『できるだけ長谷部と遠藤に近い距離で守るように』と話した。それと長友のスタートポジションが少し高くなることで、攻撃面での1対1の打開も生かそうと思った。後ろに今野が入るようなシステムだったので、より攻撃に重きを置けるようになった」

―なぜセルビア戦と同じスタメンにしたのか?
「頭の中のプランとして、アウェーでもホームと同じような戦い方ができないかということがあった。そこを成長させるためにも60分くらいまでは同じフォーメーションで戦い、そのあと新しい選手を試そうと思った。実際、森重や山口はゲームに入ったし、いい内容だったと思う。セルビア戦では細貝と清武だったが、今日はその2人がファーストチョイスだった」

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