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去就が注目される広島DF森脇、「しっかりした答えを出したい」

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[12.12 クラブW杯5位決定戦 蔚山現代2-3広島 豊田]

 9日の準々決勝・アルアハリ戦(1-2)で左太腿裏を痛め、5位決定戦を欠場したサンフレッチェ広島のDF森脇良太が試合後「いろいろと考えて、しっかりした答えを出したい」と、自身の去就について言及した。

 今オフの浦和移籍が報じられるなど、その動向が注目されている森脇は「シーズン中からこういう質問を受けて肌荒れしたけど、今も肌が荒れていて、大変な思いをしてます」と冗談めかしながらも胸中を明かした。

 広島の下部組織出身で、05年にトップチーム昇格。06、07年は期限付き移籍した愛媛でプレーしていたが、08年に復帰後はチームの主力としてプレーしてきた。そんな地元クラブへの愛着もあるが、一方で個人としてステップアップしたい思いもあるようだ。

「このチームはどんなことがあろうと素晴らしいチーム。今日もメンバーが代わっても、これだけのクオリティーを見せて、楽しそうにやっていた。だれか一人が抜けようが、大した影響はないし、だれか一人に頼るプレースタイルじゃない」

 そう語る森脇には、自分が抜けても広島は大丈夫だという思いがあるのか。「チームとして素晴らしいチームに仕上がっている。自分もこういうスタイルのサッカーでやりたいし、自分の目指すところもパスサッカーだと思っている」。浦和を率いるのは、昨季まで広島の監督を務めていたペトロヴィッチ監督。恩師のもとでさらなる飛躍を目指す考えに傾いているのかもしれない。

(取材・文 西山紘平)

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