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鬼門カシマで復帰後初ゴールのFW李がゴール量産宣言「やっと1本。ここから」

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[3.23 ナビスコ杯第2節 鹿島2-4F東京 カシマ]

 FC東京は23日、ナビスコ杯第2節の鹿島アントラーズ戦を敵地で戦い、4-2で勝利した。2-1で迎えた後半32分には、DF太田宏介のクロスにFW李忠成がダイビングヘッドで合わせ、貴重な3点目を記録。1点を返された後半36分にはMF東慶悟も、移籍後公式戦初ゴールを決めて、ナビスコ杯2連覇中の王者を撃破した。

 待望の初ゴールを決めた、李は「スペースに飛び込めば、ボールが来るんじゃないかと思いました。(太田)宏介の良いボールが来て、タイミングはバッチリだった」と、振り返る。それでも、決定機をなかなか生かせていなかったこともあり「タイミング、バッチリでいつも決められていなかったので、これも外れるかなと思ってボールを見たら、ゴールに入ったので、ホッとしました」と、安堵の表情を浮かべた。

 結果が出てすぐに、「余裕が出た」と李は明かす。「やっと軽くなった。余裕を持ってプレーできて、得点した後も、アシストができました」と、後半36分の場面について言及した。

 この場面、右サイドから李がゴール中央に折り返したボールが、東につながり、東も嬉しい加入後初得点を挙げている。「チュンくん(李)から良いボールが来たので、それをうまく、落ち着いて流して決めることができました。リーグ戦でチャンスがあって決められなかったので、ナビスコ杯ですが、決められて良かったです」と、こちらも初ゴールを喜んだ。

 F東京にとって、カシマスタジアムは鬼門だった。過去の対戦成績は、2勝10敗3分けと大きく負け越しており、最後の勝利も2007年6月30日までさかのぼらなければならなかった。李は「そういうのを壊すのが大好きなので、自分のゴールで(未勝利記録を)壊せてよかった」と、約6年ぶりにカシマで挙げた勝利に笑顔を見せた。

 日本代表への復帰を目指して、F東京に復帰した李忠成。「やっとゴールが取れました。10本打って、やっと1本。ここからゴール、勝利にこだわっていきたいです」と、さらなるゴールラッシュをサポーターに約束した。

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