オシム式　　その5　化学変化
　
　オシムのメディアを使ったメッセージに選手たちの脳内においても化学反応がはじまったようだ。

古い井戸　柳沢敦
「古い井戸と言うならそれでかまわない。僕はなんとも思わないですよ。古いも新しいもないんじゃないですか」
●オシムの世代交代カウンターブラフに乗り遅れるなとばかりに反応する古い井戸の例。

古い井戸　99年ナイジェリア世代
加地も遠藤も「よく見てない」というような相変わらずの自意識過剰のスカシタコメント「オレたちはスペインと決勝やったんだぞ」(99年ナイジェリア)●小野・高原・中田浩・稲本の99年古い井戸06戦犯4人組を中心としたこの世代の反中田英連合自意識過剰組のプライドにまだオシムはカウンター攻撃をかけていない。

オシムチルドレン
「後半は中盤がルーズになり、裏をつく動きも減った」エラソウ阿部勇樹
「監督を理解している」シッタカ羽生
「ベタに走ったら死ぬ“さぼり”どころをつかまないと」巻

●ジェフの7人衆などと書かれて心穏やかでないようだが、2年前は「こんなに走るのはカンベン。移籍したい」と悲鳴をあげていた輩。

90分合格組田中隼
「オシム監督は合宿中も『休みから学べることは何もない』と言ってましたし、時間を無駄にしてはいられない」
●もうすっかり洗脳されてますねー。でもこうした前向きなところが古い井戸にはなかったからいいんじゃないの。

90分不合格組我那覇
「(TT戦)納得のいくプレーが出来なかった」
●素直に反省。いいですね。オシムチルドレンも“側近”気取っている場合でなくなるぞ。

<写真説明>8月9日、トリニダード・トバゴ戦。鋭い眼光で戦況を見つめるオシム。