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[高校MOM227]流通経済大柏高FW進藤誠司(3年)_「走り勝った」

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.25 JFAプリンスリーグ関東1部第3節 流通経済大柏高 3-1 武南高 流通経済大柏高G]

 「暑い中での試合。走った方が勝つと思っていた」。その言葉通り、流通経済大柏高(千葉)の背番号9、FW進藤誠司(3年)が前線で躍動した。シュート数は2本で得点はなかったが、前半24分に右サイドで粘ってMF石井克仁のゴールをアシスト。そしてその豊富な運動量による献身的なディフェンス、そして攻撃面でも相手のマークを外す巧みな身のこなしはこの日、どの選手よりも光っていた。

 後半10分には敵陣左コーナー付近で相手ボールを奪うと2度の切り返しでマークを外してFW三渡洲舞人へクロス。その他にも素早い動き出しで一気に相手との距離を詰めてボールを奪い、献身的なプレッシャーで相手のパスを狂わせるなど、その守備力の高さが相手のリズムを確実に崩していた。後半途中からは選手交代に伴い、左サイドへ移動したが、その献身性と身体を入れ替えてボールを自らの下に置く技術の高さとその効果は、最後までチームの力となっていた。

 「サイドから崩せていたし最後の方が仕事はしたと思う。きょうは走り勝ったと思います」と進藤。攻守両面で前線の核となりつつあるFWは次戦の東京Vユース戦へ向けて「相手はうまいけど、前線から走って取れればいい」と変わらぬ「走り」でボールとゴールを奪うことを誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)

特設:プリンスリーグ(U-18)2010
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