[高校サッカー]

　JFAプリンスリーグ(U-18)東海は4日、1部第8節などを行い、今秋の全日本ユース(U-18)選手権へ出場する3チームが決定した。勝ち点をそれぞれ19へ伸ばした首位のジュビロ磐田ユース(静岡)、2位の静岡学園高(静岡)、3位・藤枝明誠高(静岡)が全国切符を獲得した。

　磐田東高(静岡)との「磐田ダービー」に臨んだ磐田ユースは、前半17分にU-18日本代表候補MF上村岬が先制ゴール。後半にも同代表候補DF永井鷹也がヘディングシュートを決めるなど4得点を挙げた。シュート数も18対2という完勝で5-0で勝利。3年連続6回目の全国大会出場を決めた。

　2位・静岡学園は昨年の全日本ユース選手権準優勝でリーグ4位の名古屋グランパスU18(愛知)と対戦した。負ければ全国大会出場3枠への望みが絶たれる名古屋U18のスピードを生かした攻撃を凌いだ静岡学園は前半40分、MF戸高弘貴がドリブルシュートを決めて先制。さらに後半40分には戸高のシュートのこぼれ球をMF和田直己が決めて2-0で勝った。静岡学園は5年連続8回目の全日本ユース選手権出場を決めた。

　創部初の全国大会出場を目指す藤枝明誠は清水商高(静岡)と対戦。前半7分に飯塚佑樹のゴールで先制すると11分、17分にはFW安東大介が連続ゴールを決めて突き放す。さらに36分にはMF辻俊行が直接FKでゴールを揺らし4点目。前半の4発により4-2で勝ち、悲願の全国大会初出場を果たした。

【東海1部】
[第8節]
名古屋U18 0-2 静岡学園高
[静]戸高弘貴(40分)、和田直己(85分)

磐田東高 0-5 磐田ユース
[ユ]上村岬(17分)、永井鷹也(59分)、小川大貴(65分)、山下純輝2(70分、75分)

藤枝東高 0-3 清水ユース
[清]柴原誠(1分)、鍋田亜人夢2(82分、83分)

藤枝明誠高 4-2 清水商高
[藤]飯塚佑樹(7分)、安東大介2(11分、17分)、辻俊行(36分=FK)
[清]大道桂三(29分)、進藤公平(75分)

四日市中央工高 1-3 常葉橘高
[四]伊達勇人(58分=PK)
[常]小野寺健人(8分=FK)、富ヶ原良(11分)、久保山大輝(70分)

【東海2部】
[第6節]
中京大中京高 2-1 東海学園高
[中]宮市亮2(66分、72分)
[東]神谷駿文(54分)

浜名高 2-1 岐阜工高
[浜]笹垣拓也2(68分、79分)
[岐]山崎貴雅(63分)

海星高 5-1 各務原高
[海]山本篤史(28分=PK)、羽田祐貴(44分)、大田真吾3(55分、62分、70分)
[各]佐藤史隆(70分)

名東高 1-3 加藤暁秀高
[名]竹山凌馬(59分)
[加]佐藤歓大2(75分、77分)、鈴木涼平(80分)

(文　吉田太郎)