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[高校MOM_41]京都U-18MF駒井善成(2年)_貴重な先制ゴール

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.29 日本クラブユース選手権準々決勝 京都U-18 2-1 札幌U-18 Jヴィレッジ]

「彼の運動能力を生かすには、こういう天然芝が一番」と京都サンガF.C.U-18の菅澤大我監督が語ったように、これまでの不調が嘘のように、ピッチで躍動するMF駒井善成の姿があった。前半終了間際に決めた先制ゴールでチームの準決勝進出に大きく貢献した。

 昨年から弾丸ドリブラーとして活躍していた駒井だったが、今年に入ると、一人よがりのプレーが菅澤監督に指摘され、スタメンから外れる機会が多くなった。「監督に言われて、味方のことを考えていない自分に気付いた。もう一度考え直すことが出来た」彼は、自分の武器をどう生かすかを考え、それを黙々とトレーニングから取り組んだことで、菅澤監督、チームメイトの信頼を取り戻した。そして得意とするピッチで、彼は大きく躍動した。

 準決勝・三ツ沢行きをかけたこの試合でも、「山下(嗣紋)くんが僕を見ていなくても、感覚で自分にボールをくれると思ったから走ったら、やっぱりノールックパスが来た」。仲間を信じたからこそ、仲間が自分を信じてくれたからこそ、絶好のパスが自分の足元に届き、迷わず左足を降りぬいたことで、待望の先制弾が生まれた。
「三ツ沢では多くの人たちに自分たちのサッカーを見せたい」。生まれ変わった弾丸ドリブラーが、三ツ沢のピッチでも躍動した姿を見せてくれるはずだ。


(取材・文 安藤隆人)

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