[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.18 全国高校サッカー選手権東京A大会準々決勝 帝京 4-0 武蔵 駒沢第2]

　主力数人欠場の危機を2年生MFが救った。“アジアの大砲”こと元日本代表FW高木琢也氏(前・東京V監督)を父に持つサラブレッド、MF高木利弥だ。前半3分、20m超の左足ミドルを叩き込み、スタンドをどよめかせると、26分にも再び左足の豪快なシュートをゴールを突き刺して2点のリードをもたらした。

　後半4分にはFW諏訪拓人(3年)の右クロスをニアサイドで頭で合わせてハットトリック達成。この日、左右のMFを務めチャンスメイクしたMFはゴールハンターとしての実力も十分に発揮してチームに勝利をもたらした。
　主力のひとりとして期待された今夏の全国総体は鎖骨骨折のために欠場。チームは初戦で那覇西(沖縄)にPK戦の末、敗れ初戦敗退を喫してしまった。チームに貢献できなかった悔しさを晴らすため、今度こそ主力として全国でチームに勝利をもたらす。全国でリベンジするために。まだまだ負けるわけにはいかない。

<写真>前半26分、左足でこの日2点目のゴールを決める帝京・高木

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【特設】高校サッカー選手権2009
東京都大会特集
(取材・文　吉田太郎)