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[日本クラブユース選手権(U-18)]柏はまたも"天敵"に敗れ初優勝ならず

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[8.3 第32回日本クラブユース選手権(U-18)決勝 FC東京U-18 1-0 柏U-18 ニッパ球]

 第32回日本クラブユース選手権決勝が3日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われ、初優勝を狙った柏U-18は、またしても“天敵”の前に敗れ去った。関東予選決勝でも戦ったFC東京U-18。このときは1-1からのPK戦の末、惜しくも敗れた。昨年12月のJユース杯決勝でも1-2と涙をのんだ相手。3度目の正直で勝利を目指したが、後半18分にDF御牧考介(18)が退場して数滴不利となると、後半27分に先制点を許し、そのまま0-1で敗れた。
 MIPを受賞したMF仙石廉(17)がゲームを作り、前半は中盤も支配するなど優勢だった。しかし、後半は高い位置からプレッシャーをかけられ、ボールをつなげなくなり、守勢に回った。その流れの中で退場者が出て万事休す。吉田達磨監督は「結果にこだわっていたし、準優勝に満足はできない」と話したが、プリンスリーグに参戦していない柏にとっては、決勝に残ったことで今秋の高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権への出場権獲得という1つの目標は果たせた。“4度目の正直”でFC東京にリベンジを果たす舞台は、まだ残っている。

(取材・文 西山紘平)

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