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玉田の2発で無得点地獄から脱出、「まだ頂点じゃない」

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[2.11 東アジア選手権 日本3-0香港 国立]

 2試合連続無得点の呪縛を解き放ったのはFW玉田圭司だった。前半41分、相手DFとGKの連係ミスからDFのクリアミスを拾うと、角度のない位置から無人のゴールへ流し込んだ。

 W杯イヤーを迎え、国内組主力で臨む3試合目。FW岡崎慎司が右ひざ痛で欠場する中、岡崎にエースの座を奪われる格好となっていた玉田が意地を見せた。

 「点が入らない、点が入らないと言われると、硬くなるものだし、点が入ってみんな多少やわらいだ。監督も“エンジョイ”という言葉を使ってる。サッカーは楽しいものだし、その中からいいプレーが出てくる。エンジョイ? 監督は試合前にいつも以上に言っていた。これまでみんな硬かったと思う。結果が付いてこないと、そうなるものだから」

 2-0の後半37分には左CKの混戦から押し込み、自身2得点目でダメを押した。「ホッとした? これからでしょ。これでホッとしてもダメ。コンディションは上がっていると思うし、チームとしても中国戦より機能した。でも、まだ頂点じゃない。もっともっと上を目指したい」。得点力不足にあえぐチームに光を差し込む2発。玉田の言葉通り、この勝利がチームの調子を上向かせることになるのか。14日の韓国戦が本当の勝負だ。

<写真>この日2得点を挙げた日本代表FW玉田(11番)
(取材・文 西山紘平)

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