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川口「正直驚いている」

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 W杯南アフリカ大会日本代表に“サプライズ選出”されたジュビロ磐田のGK川口能活とDF駒野友一が磐田市内で行われた日本代表選手激励会に出席。クラブによると、昨年負った負傷により今季リーグ戦不出場ながらも代表入りした川口は「正直驚いています」とコメントし、「多くのサッカー選手がワールドカップを目指して戦っている中で、自分はまだ公式戦に出ていない中で選ばれましたし、責任があると思いますが、その責任を全うして本大会にはベストな状態で臨めるように準備していきたいと思います」と4度目のW杯へ向けて意気込んだ。

 また06年大会に続くW杯切符を獲得した駒野は「ジュビロのスタッフや家族の支えがあったからこそ、ここまでサッカーができていると思いますし、メンバー入りできたと思うので、みなさんに感謝したい」などと喜びを語っている。


以下、磐田発表の川口、駒野コメント
●GK川口能活
「何から話せばいいかよくわかりませんが、正直驚いています。やはり今シーズンまだ公式戦にも出ていませんし、大怪我をして、コンディションはだいぶ良くなっているのですが、2009年1月末のアジアカップ予選のバーレーン戦で怪我をしてから、代表から遠ざかり、非常に悔しい思いをずっとしていました。ただ、メンバーには選ばれていませんでしたが、テレビ、新聞等で情報を入れて応援をしていましたし、いつか自分もまた代表のピッチに戻りたいと、メンバーとして戦いたいという思いをずっと持ち続けて、今年に入ってもそういった思いでずっとやってきました。ただ、怪我の回復が思ったより時間がかかり、非常に悔しい思いをして、今日のW杯のメンバー発表も正直無理だと思いかけた時期もありました。99.9%無理なのではないかと思っていましたが、ただ、仮にそうなっても日の丸を背負ってきた自分としては、同じ気持ちで戦いたいという思いをずっと持っていました。
今日の発表も直前まで寝ていました。女房が発表の直前に起こしてくれて、テレビを見た時にまさか自分の名前があるとは正直思わなかったので驚きました。ただ、やはり責任があると思います。多くのサッカー選手がワールドカップを目指して戦っている中で、自分はまだ公式戦に出ていない中で選ばれましたし、責任があると思いますが、その責任を全うして本大会にはベストな状態で臨めるように準備していきたいと思います。本当にここまで支えてくれたファン、サポーターの方々、メディアの方々、ジュビロの関係者の方々、そして家族、全ての支えてくれた方々にお礼を申し上げたいと思いますし、その方々のために頑張りたいと思います。どうもありがとうございます」

●DF駒野友一
「発表はテレビで見ていましたけど、やはり名前が呼ばれるまでドキドキしましたし、呼ばれてほっとしました。
2大会連続のメンバー入りとなりましたが、4年前はオーストラリア戦1試合だけに出場することができましたが、その試合での悔しさ、グループリーグ敗退という悔しさがその時から頭の片隅にありまして、その悔しさを同じ舞台で晴らしたいという思いがずっとあり、今回メンバーに選ばれたことで、ピッチに立ってその悔しさを晴らすチャンスがあると思います。
ジュビロのスタッフや家族の支えがあったからこそ、ここまでサッカーができていると思いますし、メンバー入りできたと思うので、みなさんに感謝したいと思います。みなさんのためにもピッチに立って、恩返しができればと思っています。ありがとうございました」

(文 吉田太郎)

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