[5.24 キリンチャレンジ杯 日本0-2韓国 埼玉]

　W杯南アフリカ大会の壮行試合が24日、埼玉スタジアムで行われ、日本代表は韓国代表と対戦し、0-2で敗れた。韓国は前半6分、MFパク・チソン(マンチェスター・U)のゴールで先制すると、後半ロスタイムにFWパク・ジュヨン(モナコ)がPKでダメを押した。
以下、選手採点

GK
1 楢崎正剛(名古屋)
5.0　先制点の場面は相手のシュートをほめるべきだろう。後半33分には決定的なシュートを好セーブしたが、試合終了間際にPKを献上した。

DF
5 長友佑都(F東京)
5.5　対面のパク・チソンと激しくやり合った。持ち前のフィジカルで互角に渡り合うシーンもあり、守備で奮闘した。

22 中澤佑二(横浜FM)
5.0　空中戦で体を張っていたが、韓国の強力な攻撃陣にフィジカルで押される場面も。スピードにも不安を残し、カウンターから崩された。

2 阿部勇樹(浦和)
4.5　緊急出場となったが、1対1で簡単に体を入れ替えられるシーンも。後半は落ち着きを取り戻し、途中からボランチにポジションを上げ、体を張った。

15 今野泰幸(F東京)
5.0　1対1で体を張り、守備に奔走。攻撃参加の場面は少なかったが、守備力の強さは見せた。後半途中からセンターバックに移ったが、最終ラインの連係を欠いた。

3 駒野友一(磐田)
―　後半34分から出場。出場時間が短いため採点なし。

MF
17 長谷部誠(ボルフスブルク)
5.5　ボランチの位置から積極的に飛び出し、相手ゴール前に顔を出した。中央からのドリブル突破も効果的だったが、ラストパスの精度が低かった。

7 遠藤保仁(G大阪)
4.5　ボランチでパス出しに専念するも、韓国の早い寄せに苦しみ、受け手とタイミングがずれた。安易なパスミスも多く、効果的なサイドチェンジ、前線へのくさびのパスも少なかった。

10 中村俊輔(横浜FM)
4.5　何度か鋭いスルーパスを見せたが、単純なパスミスも。キープ中にプレッシャーを受け、簡単にボールを奪われ、カウンターのピンチを招くシーンも目立った。

18 本田圭佑(CSKAモスクワ)
5.0　フィジカルの強さを前面に出す韓国に対し互角にやり合った。高い位置でのボールキープでタメをつくる場面もあったが、決定的な仕事はできず。

16 大久保嘉人(神戸)
5.0　積極的なドリブルからのシュートなど持ち味は発揮した。運動量も豊富で、うまくパスを引き出したが、またもフィニッシュに課題を残した。

14 中村憲剛(川崎F)
5.5　後半27分から出場。中盤を駆け回り、なんとか攻撃のリズムを変えようとした。後半44分には右サイドから決定的なチャンスを演出。

FW
9 岡崎慎司(清水)
5.0　何度かDFラインの裏を狙う場面はあったが、なかなか攻撃の起点になれなかった。前線で孤立するシーンも目立ち、チームとして岡崎の特徴を生かせなかった。

19 森本貴幸(カターニア)
5.5　後半18分から出場。前線で体を張り、ポストプレーで起点になった。個の強さは見せたが、周囲との連係不足ものぞかせた。

12 矢野貴章(新潟)
―　後半42分から出場。出場時間が短いため採点なし。

(取材・文　西山紘平)

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