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途中出場の森本「本番でもこういう使われ方になる。点に絡んでいきたい」

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63分に中村俊輔と交代でピッチに立った森本貴幸(カターニャ)は、77分に右からの強烈なシュートを放ったものの、GKに阻まれた。

「思い切り打ってやろうと思った。本番でもこういう(1点を追うような)ときに使われることになると思うので、きょうはレベルの高い相手に試合ができて、結果は負けたけど、いいシミュレーションになったと思う」

ベンチにいるときから、中村憲剛と「裏に抜けるパスがほしい」と話をし、崩しのイメージを高めていた。結局、シュートは77分の1本に終わったが、前線での動きは、得点の可能性を感じさせるものがない岡田ジャパンにおいて、数少ない光明でもある。

「たくさんのお客さんが来てくれて、負けてしまったけど、声援をくれた。まだ2試合あるし、いい準備をして、怪我のないようにし、本番を迎えたい」

思い描くのは裏に抜けてのシュート。若き怪物は、手ごたえをつかんでワールドカップに向かう。

<写真>日本代表FW森本
(取材・文・矢内由美子)

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