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日本vsコートジボワール 試合後の岡田監督会見要旨

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[6.4 国際親善試合 日本0-2コートジボワール シオン]

 日本代表は4日、スイス・シオンでW杯南アフリカ大会前最後の強化試合を行い、コートジボワールに0-2で敗れた。現在のベストメンバーで臨んだが、前半13分、FWディディエ・ドログバの直接FKからオウンゴールで先制点を許すと、メンバーを入れ替えた後半もFKからDFコロ・トゥレに追加点を決められた。
以下、試合後の岡田監督会見要旨

岡田武史監督
「コートジボワールという身体能力が高く、技術もあるチームとやるということで、カメルーンも同じレベルのチームだと思っている。それに対して先に失点しないということで入ったが、流れの中でシュートを打たす場面はそんなになかったが、セットプレーで失点してしまった。ただ、1点はあり得ることなので、そのあとの攻撃で特に前半、ボールを受けに来ないというか、選手の距離が遠くて、ボールがなかなか回らなかった。後半はボール動き出したが、逆にみんな下がって来て前に人がいなかった。組み合わせの問題もあったが、そのへんのところが今日の試合で明確になった。ディフェンスは今までのやり方を続けて、セットプレーに対するマークとか壁とか基本的なところをやっていく。攻撃に関してはもう少し走れないと。今は本当に走れてないので。コンディションを上げて、前に出ていけるように。ある程度リスクを冒して出ていけるようにしないといけない」

―日本の良さは?
「守備はコンパクトにして、少々下がっても裏を取られないというところ。1対1で今日は頑張り切れなかったところがあったが、1人じゃなくて2人で頑張るというところ。攻撃に関しては、後半のようにハーフウェーランを越えるまではボールをシンプルに動かして攻めていく。最後のところで後ろから飛び出していくという良さは今日は出なかったかなと思う」

―4連敗中だが、選手への影響は?
「4試合勝つために弱いチームと組むこともできたが、我々は強いチームとやることが必要だった。それは事前に選手にも伝えている。自信という意味では、ひょっとしたら不安に思っているかもしれないが、もうここまできたら逆に追い詰められたというか、選手たちの奮発というか、そういうものが逆に出てくるんじゃないかと思っている」

―スイスでやり残したことは?フィジカルコンディションに問題があったと思うが、本番のときは1戦目と2戦目でメンバーを大幅に変えることも考えている?
「試合状況の中でどうなるか分からないが、自分の想定の中では、第1戦と第2戦で、ケガもないのに、大幅に変えるような戦い方をしようとは思っていない。この合宿に関しては、韓国に負けたあとにこちらに来て、かなりディフェンス面で組織としてプレッシャーをかけるというところはできてきていると思う。攻撃面では、そんなに何回も本大会でチャンスをつくれるとは思ってない。セットプレーとか、そういう精度上げないといけないが、そこはやってきていなかったこと。ここからもう少し攻撃の方を上げていかないと、ボール取ってから出て行くというところを上げていかないといけない」

(取材・文 西山紘平)

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