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「4年前の悔しさは忘れてなかった」、遠藤が歴史的1勝を喜ぶ

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[6.14 W杯グループリーグE組 日本1-0カメルーン フリー・ステイト]

 4年越しの思いをぶつけた。06年のドイツ大会、フィールド選手で唯一出場機会のなかったMF遠藤保仁。初めて立ったW杯のピッチでMF長谷部誠、MF阿部勇樹とともに中盤を制圧した。

 「4年間、すべてをW杯のためにではないけど、代表選手としてこの4年間ほとんどの試合に出てきて、そういう責任の重さは感じていたし、4年前の悔しさも忘れてなかった」

 ベンチからチームが敗れるところを見るしかなかった4年前。今度は自分がピッチに立ち、歴史的な1勝を飾った。「日韓大会以外で、アウェーの地で初めて挙げた1勝。非常に満足しています」。日本サッカーの歴史に残る一戦に、確かに背番号7はいた。

 「勝ってよかったし、でもこれがスタート。あと2試合残っている。いいプレーをして、いい結果を出したい」。まだ借りは半分も返せていない。屈辱の1分2敗に終わった前回大会。2大会ぶりの決勝トーナメントを果たしたときが本当のリベンジ達成だ。

<写真>4年前の悔しさをぶつけて勝利に貢献した遠藤

(取材・文 西山紘平)

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