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絶好の同点機生かせず…岡崎「次は決める」

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[6.19 W杯グループリーグE組 日本0-1オランダ ダーバンスタジアム]

 あとわずかだった。0-1のまま突入した後半ロスタイム、最後の反撃に出る日本に絶好の同点機が訪れた。右サイドからのDF長友佑都のアーリークロスをパワープレーで前線に上がっていたDF田中マルクス闘莉王が頭で落とす。FW岡崎慎司が最終ラインの背後を取り、ゴール前に抜け出したが、左足のボレーシュートは惜しくもクロスバーを越えた。

 決めていれば、同点という場面。それまでGK川島永嗣を中心に守備陣が粘り強く耐えていただけに、なんとも悔やまれるシーンだった。

 「力が入ってしまったけど、あの角度は決めないといけない。もっといいシュートが打てるように練習して、冷静にもならないと。DFが来てたから早くシュートを打たないと、と思った。その気持ちはよかったと思うけど、それを枠に入れられるようにしたい」。岡崎はそう言って、悔しさを押し殺した。

 日本のエースとして、09年の国際Aマッチでは16試合15得点を記録した。しかし、W杯本大会直前に1トップの座を本田圭佑に奪われ、この日もカメルーン戦に続いて途中出場だった。与えられる時間は短い。それでも、FWとして結果を残さないといけない。

 「次、来たら決めたい。次、来たら絶対に決めます」。24日のデンマーク戦。この借りを返す舞台はまだ残されている。

<写真>決定機を外し悔しがる岡崎

(取材・文 西山紘平)

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