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ザッケローニ監督「アジア杯も引き気味の相手を想定している」

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[9.7 キリンチャレンジ杯 日本2-1グアテマラ 長居]

 試合を視察した日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が試合後、報道陣の取材に応じた。「非常にいい試合で、結果も満足している。よくコントロールされた試合だった」。そう感想を語った新監督は「相手は8人が守備をしている状況で、スペースを見つけてゴールするのが難しかった」と指摘した。

 来年1月に迫ったアジア杯でも、この試合と同じように引いた相手からどうやって点を取るかが課題になる。それでも「日本は試合運びにいいパーソナリティーを持っているので、問題はない。アジア杯も引き気味の相手を想定している。時間はないが、今日のような試合運びをしたい」と不安を一蹴した。

 「代表監督としての責任感を感じている。今日の試合を見て、その気持ちが芽生えた。仕事に対して情熱を傾けたい。日本のサポーター、国民の期待に応えられるように頑張りたい」。あらためて決意を語ったザッケローニ監督は9日に一時帰国し、就労ビザを取得でき次第、再来日する予定だ。

 10月8日のキリンチャレンジ杯(アルゼンチンの予定)、同12日の韓国戦では自ら選手選考し、練習、試合も指揮を執る。いよいよ本格的に始動するザックジャパン。試合後はロッカールームに姿を見せ、選手に「Jリーグも見に行くから頑張れ」とゲキを飛ばしたという。

(取材・文 西山紘平)

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