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[AFC U-19選手権]U-19代表、ベトナム戦後のコメント

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[10・6 AFC U-19選手権GL第2戦 U-19日本代表 4-0 U-19ベトナム代表 中国]

 11年U-20W杯の出場権を懸けたAFC U-19選手権中国に参戦中のU-19日本代表は6日、グループリーググループC第2戦でU-19ベトナム代表と対戦。MF六平光成(中央大)の先制ゴールとFW宇佐美貴史(G大阪)の3得点の活躍により、4-0で快勝した。2連勝の日本はグループC2位以内を確定。11日からの決勝トーナメント進出を決めている。以下、日本サッカー協会発表のU-19日本代表監督・選手コメント

布啓一郎監督
「初戦に続いて勝ち点3を積み上げることが出来たことが一番良かった。点もしっかりと取れたし、守備もゼロで抑えることが出来たのは良かった」

―今日の試合前のプランと、実際の戦いぶりはいかがでしたでしょうか?
「ベトナムはテクニックがあって、1戦目のヨルダン戦を見ると、運動量があるチーム。彼らのテクニックを出させないためにも、ボールプレスをしたかった。チーム全体でコンパクトにして、いい形でボールを奪って、繋いで行くことがいい形で出来ました。1戦目の硬さが取れて、全体的に運動量が出たと思います」

―プロ選手が中心の中で、大学生の選手が多くいますが、その辺はどうなのでしょうか?
「大学生の選手が4人います。もちろんプロの環境で、厳しい戦いが経験できますが、プロはレベルが高くて、試合に出られないことも多い。しかし、大学生はほぼ毎試合出ることが出来て、経験を積むことが出来ます。そこはどちらがいいか比べられないと思います」

―これからの日本チームの目標をお願いします。
「2試合を終えて、まだ3戦目もあります。ただ、我々にとって勝ち点6が取れたことは、出来がいい状態だと思います。これからは特別なことをしないで、今までトレーニングしてきたことをしっかりと出せるように、疲労もあるので、しっかりとリカバーをして、次以降の試合に臨んで行きたいと思います」

●FW杉本健勇(C大阪)
「前の試合出ていなくて、今回チャンスをもらったので、絶対に点を取りたかった。でも結果として点を取れていないので、そこは悔しいです。ただ、チームが勝てたことはプラスになると思います。90分ではないですが、後半途中まで出られたことは、自分の中でプラスになりますし、コンディションも上がりましたし、あとは次の試合、一番大事なのは準々決勝ですので、そこで点を決めてナンボだと思うので、その試合に出られるように、得点を決められるように、しっかり準備したいですね」

―今日はうまくクサビを受けて、前線で起点になっていました。
「そうですね。そこは出来ていたと思うのですが、そのタメを作って落として、サイドにボールが行ってから、中に入っていくスピードだったり、入り方だったりがまだまだだと思います」

―自身のコンディションはいかがですか?
「調子は合宿が始まった頃から上がってきていますし、コンディションも個人としてもいいし、チーム全体としてもいいと思う。いい雰囲気で出来ていると思います」

―今後、どういったところを修正していきたいですか?
「今日も後半になったら相手は間延びして中盤のスペースが開くけど、逆に日本も間延びをして中盤があいてしまうことがあるので、そこをコンパクトにすること。一つひとつのパスのミスが今日は凄く多かったので、いい攻撃は出来ていたけど、パスのズレだったり、細かいところで、そこを通っていればシュートまで行けたのに、相手に当たったりしてカウンターを受けて、自分たちがしんどい思いをしていたシーンが凄くあったので、一つひとつの細かいパスとかをしっかり出来れば、もっといい攻撃が出来ると思うし、もっと楽に試合を運べたと思います」

●FW宇佐美貴史(G大阪)
「まだまだです。この1試合だけのことなので、もっと悔しさとかを晴らしたいですね。この環境をいいエネルギーに出来ていると思います。全体的にフィニッシュのところからもっとしっかりしないと。今日ももっとパスが通っていたら、もっと点が取れていますから。そこは凄くもったいないし、そういうことをしていたら、もっと強い相手のときに勝てないので、そこをもっと丁寧にやりたいと思います」

―全体的に初戦よりも全体の動きが良かったと思います。
「前半からいい形が何度も出来ていました。1試合目がああいう形だったので、あれでも勝てたのだから、自信を持ってやっていこうと。自分たちの力を出せれば勝てるからというのは、みんなで話し合いました。しっかり戦えたと思います」

●MF六平光成(中央大)
「先制点は思い切って打ったら入ったので、本当に良かったです。試合やってみたら、意外とバイタルエリアが空いていたので、宇佐美からいい形でボールがもらえて、思い切って打ったら入ったので、良かったです」

―初戦と比べて動きが良かったですが。
「硬さが取れたのと、身体も1試合やって動けるようになったことと、ピッチにも慣れてきて、思うプレーも出来るようになってきました。あとは最後のところのプレーの精度をもっと上げて臨みたいと思います」

―視野をうまく確保して、余裕を持ってプレーできるようになってきていると思うのですが。
「今日は試合勘も戻ってきて、だいぶ周りも見えてきて、余裕も出来てきました。これまでは自分も怪我をしていて、試合から遠ざかっていて、一昨日1試合をこなして、だいぶ試合勘は戻ってきたし、相手との間合いも分かってきたので、そういうところでいいプレーが出来て良かったです。初戦の後半からだんだん良くなって、今日もこういう動きが出来たので、このまま試合に集中して臨みたいです。最初に点が取れて、前で動けてよかったですね。次の3試合目もあるし、準々決勝に勝たないと意味がないので、そこで勝てるように頑張りたいです」

●DF遠藤航(湘南ユース)
「第1戦よりは今日の方が良かったです。みんなのカバーの意識が上がったので、僕らがパニックになることは少なかった。今日はベトナムの方がうまくて、インターセプトが出来なかった。なので、自分がインターセプトして上がることはありませんでした。第1戦目より、CB同士のコンビネーションは上がっていると思います。サイドバックともカバーリングの意識が上がっているので、カバーし合えていると思います」

●MF藤田息吹(慶應義塾大)
「第1戦はひどかった。あれだけパスが回らない試合は珍しかったです。今日は硬さがとれて、みんなノビノビとプレーしたので、そういう関連性は良くなりました。六平の早い時間の得点で楽になりましたし、彼が前に行っている分、自分が後ろでカバーをすることを心がけました。それが出来たと思いますし、それこそが自分の仕事だと思っています」

(文 吉田太郎)

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