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[女子W杯]日本vsスウェーデン 試合後のコメント

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[7.13 女子W杯準決勝 日本3-1スウェーデン フランクフルト]

 女子W杯ドイツ大会は13日、準決勝の2試合を行った。初のメダル獲得を目指す日本女子代表はスウェーデン女子代表と対戦。今大会初先発を果たしたMF川澄奈穂美(INAC神戸)の2得点とMF澤穂希(INAC神戸)の今大会4点目のゴールで3-1で逆転勝利を飾った。この勝利で日本女子代表はW杯で史上初の決勝進出を果たし、メダルが確定。五輪を含めた世界大会初のファイナリストとなり、17日に行われる決勝でFIFAランク1位のアメリカ女子代表と激突する。

以下、試合後のテレビインタビュー

佐々木則夫監督
「ありがとうございます。日本のテレビの前のサポーターの皆さん、ありがとうございました」

―1失点の後は素晴らしい内容だった?
「そうですね。ちょっとしたミスで失点しましたけど、そのあと目が覚めて、自分たちのサッカーができました」

―すぐに追いついたのが大きかった?
「初めてのスタメンの川澄が決めて、本当によくやってくれた」

―監督の起用もずばり当たりました。
「いや、本当に選手が代わる代わるよく頑張ってくれた成果です」

―目標としていたメダル獲得をクリアしました。
「でも最高は頂点ですし、今度はアメリカということで待望の目標のチーム。精一杯頑張りたい」

―満足せずに最後までいけるか?
「選手たちは満足しないと思う。ここに来るまでのアメリカとの2敗をいい教訓に、次を戦っていきたいと思う」

●MF川澄奈穂美(INAC神戸)
―得点シーンを振り返って
「もう本当にあや(宮間)がいいボールを上げてくれると思っていたので、走りこむだけでした」

―後ろから押されていた?
「入った瞬間は押されて転んでしまって分からなかったが、仲間が駆け寄ってきてくれて、入ったんだなという感じだった」

―先発で緊張感は?
「4試合やってきて会場の雰囲気にも慣れていたので、緊張はなかった」

―ロングシュートは素晴らしかったです。
「ゴールが空いていたので思い切って打ちました」

―なでしこの素晴らしさを世界に見せ付けた?
「本当にみんなコンディションも良くて、パスも回っていたので良かったと思う」

―メダルを決めましたが?
「そう言われるとそうですけど、自分たちにとってこの一戦は日々やっている試合と変わりなかったので、それは意識しないでやっていました」

●MF澤穂希(INAC神戸)
―失点はひやひやしました。
「自分が失点に絡んでしまったので、ちょっと自信がなくなった部分はあったが、点が取れる雰囲気だったので、みんなに助けてもらいました」

―追いついてからの決勝点はいいところに入っていました。
「本当に自分が失点に絡んでいたので、絶対に取り返してやるという強い気持ちで後半入りました」

―追いついてからはなでしこペースだった?
「みんな足を動かさず、しっかりとボールを回せていたので。相手が疲れてきたのかなと思った」

―サッカーの内容は相手を上回ったように見えたが?
「本当ですか?もうあんまり覚えてないです(笑)」

―次はいよいよ最後の戦いだが。
「決勝では本当にアメリカとやりたかったので、自分の目標、夢であったので。アメリカと決勝でやれるというのは本当に嬉しいですし、ぜひ金メダルを持って、日本に帰りたいと思う」

―日本のサポーターへ一言。
「みなさん応援ありがとうございます。頂点を目指して頑張るので、引き続き応援よろしくお願いします」

●DF鮫島彩(ボストン・ブレイカーズ)
「本当にうれしいです」

―失点はありましたが。
「はい。でもいけるとみんなで思っていたので」

―相手の裏を狙って前へ出て行くシーンが多かったが?
「スペースがあったので、上がりやすくて中盤の人も上手くハメてくれたので、上手く攻撃参加できました」

―途中から相手をかわせる感覚はでてきた?
「後半になってから上手くパスが回るようになってきたので、なでしこらしくできたかなと思う」

―スタミナの違いは?
「運動量では負けてなかったんではないかなと思う」

―テクニックでも上回ってた?
「そうですかね(笑)でもパス回しは上手くいっていたと思います」

―移籍加入するアメリカが相手となるが?
「本当にアメリカの選手はパワーもスピードも持っている選手ばかりなので、みんなで戦いたい」

―大会前のトレーニングマッチでは2回対戦しているが?
「そうですね。でも2回とも0-2で負けているので、今回は絶対に勝ちたい」

●FW安藤梢(デュイスブルク)
―澤選手のゴールも安藤選手が先に入って、こぼれたボールだったが。
「本当にみんなの気持ちがこもったようなゴールだったと思う」

―3点目のロングシュートの前も安藤選手はGKの前に入っていました。
「点が取りたいという気持ちで詰めていた」

―戦ってみてスウェーデンはどんな相手だったか?
「高さもあって、フィジカルもあるんですけど、しっかり技術もあるチームだったので。手ごわい相手だと思った」

―高さに手こずると思われていたが?
「ドイツ戦もしっかり守れて、(きょうも)DFラインを中心に一人ひとりが身体を張って、しっかり守れたと思う」

―次は決勝だが。
「日本からでも、ここドイツでもたくさんの人が応援してくれているので、最後ここまで来たら優勝カップを掲げたい」

―アメリカについては?
「やっぱり強豪チームだと思うが、こういう最高の舞台で倒したい」

―ドイツはホームのようなもの?
「そうですね。ドイツはホームみたいなものなので、日本人もドイツ人も知ってる方も沢山応援に来てくれているので、そういう中でプレーできて幸せです」

―移動せずに決勝が戦えるのは大きい?
「気持ち的にもすごく有利だと思うので、出し切りたいと思う」

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