beacon

徳永がデビュー戦アシスト、右SBに新たな競争勃発

このエントリーをはてなブックマークに追加

[10.8 アジア杯予選 日本6-0香港 アウスタ]

 日本代表DF徳永悠平(F東京)がA代表デビュー戦で初アシストを記録した。後半15分に右サイドバックのDF駒野友一に代わって途中出場。積極的に攻撃参加を仕掛けると、4-0の後半30分、MF長谷部誠のスルーパスを受け、ピンポイントクロスでFW岡崎慎司の2点目をアシストした。

 「狙い通り。フリーだったので。普通に落ち着いてやれた。周りが上手いので、すごい使ってもらったし、ボールをたくさん受けられたので良かった」。足が止まり、集中も切れ始めた相手に対し、持ち味を発揮した。攻撃力とクロスの精度に加え、守備でも打点の高いヘディングで跳ね返すなど右サイドバックのレギュラーであるDF内田篤人にはないフィジカルの強さも見せつけた。

 後半22分にはMF中村俊輔の右CKに「決めてやろうと思った」とゴール前に飛び込むと、GKと競り合い、頭半分上を行ったが、「空振った。当たらなかった」。それでも逆サイドに流れたボールをDF田中マルクス闘莉王が押し込み、得点を“演出”した。

 「またチャンスをもらえたら、アシストの形が一番分かりやすいと思うし、そこを意識してやっていきたい」。わずか30分間のデビュー戦だったが、右サイドバックに新たな競争が生まれることを予感させる30分間だった。

<写真>日本代表DF徳永
(取材・文 西山紘平)

TOP