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[AFC U-19選手権]日本選手、韓国戦後コメント

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 8大会連続のU-20W杯(ワールドユース)出場を狙うU-19日本代表は8日、AFC U-19選手権サウジアラビア2008準々決勝でU-19韓国代表と対戦。勝てば09年U-20W杯(エジプト)出場が決まる大一番を日本は0-3で敗戦。日本のU-20W杯連続出場は7で途切れた。以下は試合後の選手コメント。

宮澤裕樹(札幌)
「自分たちのプレーが一人ひとり出来ていなかった。その中で最初にやられてしまって、後はだんだんよくなってきたけど、シュート打つチャンスもなくて、自分としては不甲斐ないです。全体的には結構パスはまわせたけど、ロングボールが入ったときに中盤が下がって受けることが多くて、そこで距離が遠くなってしまって、もっとキープできればよかったのに、簡単に取られてしまう場面があった」
―敗因は?
「最初に1点を取られて、気持ちが切れないように戦ったのですが、最後の最後で攻めきれずに、カウンターを受けて失点してしまったところです」

水沼宏太(横浜FM)
―直接の敗因は?
「みんなかなり固かったかなと思います。世界にチャレンジする戦いを経験したことがある人たち(07年U-17W杯経験者=水沼、岡本、柿谷ら)が、もっと声を掛けてあげるべきでした。今までのサッカーが出来なかったのもあるし、仙台(カップ)で3-0で勝って、そのときの印象がみんな強くて、逆に0-3で負けて、ちょっとしたゆるみがあると、世界を懸けた戦いでは全然駄目だと思いました」
―仙台カップ(の韓国代表)はメンバーがまったく違ったのに、イメージが残ってしまっていた?
「ただ韓国ということでそういう気持ちになっていた選手もいたと思う。相手のFWのJリーグでプレーしている2人(清水キム・ドンソプ、横浜FCチョ・ヨンチョル)に対しても、『あの2人もJで全然出ていないんじゃないか』っていう話をしていたので、そういうところでの緩みもあったと思う」
―メンバーが入れ替わる繰り返しでした。
「このチームは選手が入れ替わっても、同じプレーが出来るチームでは正直なかったのかなと思いますね。自分が右サイドで出ていて、FWが変わったり、ボランチが変わったりしましたが、自分のこのプレースタイルを生かすためにどう動くのかが足りなかった。僕だけじゃなく、このFWはこういう動きをするので、こういうパスを出そうとか、お互いの特徴を生かすプレーがこのチームは少なかったと思います」

権田修一(F東京)
「僕らには幸いにもまだロンドン五輪があります。正直エジプト(09年のU-20W杯)には行きたかったですけど、こういう状況になったので、気持ちを切り替えて、すぐには無理だと思いますが、僕らプロなので次を考えて戦いたい。この先どういう形になるか分からないけど、この悔しさを味わった選手はもっと強くなれると思う」

(取材・文 安藤隆人)

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