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[戦評](U-17W杯)重圧に負けた日本(日本-フランス)

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[8・25 U-17W杯グループリーグ3戦目 日本1-2フランス 韓国]

田村修一の「視点」

 引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定する日本。対して、勝利を収めなければグループリーグ敗退が確定するフランス。試合は日本が上手く先制し、1-0で後半へ突入したのでグループリーグ突破が濃厚かと思われたが、フランスの集中力はさすがだった。後半に入り、フランスは監督が攻撃的な選手を交代で投入し、チームにハッパをかけた。プレッシャーがかかっていない状態の日本はフランスと十分に渡り合っていたが、プレッシャーがかかると、いつものプレーが出来なくなっていった。その差が出て、後半に逆転されたが、結果は順当だったのではないだろうか。
 ただし、敗れたとはいえ日本にとっても収穫が無かったわけではなく、このレベルの相手ともある程度戦えることは証明できた。
 日本の3位での決勝トーナメント進出は他組の結果次第となったが、現実的には厳しいといえる。最終戦、E組のタジキスタンが3点差でチュニジアに敗れるか、F組のガーナがコロンビアに5点差で敗れるというのが最低条件だ。

(取材・フットボールアナリスト田村修一)

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