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U-22代表がバーレーンに勝利し、中東遠征終了

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 ロンドン五輪に向けたU-22日本代表は12日、バーレーンのマナマで、U-22バーレーン代表と強化試合を行い、2-0で勝利した。

 9日のクウェート代表戦に敗れていた日本は、その試合で途中出場だった宇佐美、指宿らを先発起用した4-2-3-1でスタート。

GK安藤駿介(川崎F)
DF山本康裕(磐田)、鈴木大輔(新潟)、濱田水輝(浦和)、比嘉祐介(流通経済大)
MF水沼宏太(栃木)、青木拓矢(大宮)、山村和也(流通経済大)、宇佐美貴史(G大阪)、小野裕二(横浜FM)
FW指宿洋史(CEサバデルFC、スペイン)


 試合は前半からSB比嘉の押し上げや小野のサポートもあって左サイドから攻撃を仕掛ける場面が増えるが、序盤はなかなかボールが足下で落ち着かず、決定機を作るには至らない。しかし徐々に前戦の小野、宇佐美がボールを持てる時間が増えてくると、起点となる指宿にボールを当てられるようになってくる。
 それでもバーレーン有利と見られる判定もあるなかでなかなかチャンスはなかったが44分、宇佐美のセンタリングを相手DFがクリアしてCKを得る。水沼の蹴った左CKのボールからニアで指宿が高い打点のヘディングで合わせると、GKの脇を抜けてゴール前へ。これを最後は相手DFがクリアミスして、日本が先制点を奪取する。

 後半に入るとバーレーンが攻勢をしかけるが、日本は4人のDFと豊富な運動量が目立った山村の働きもあり相手にゴールを割らせない。日本は後半20分に青木に代えて山口螢(C大阪)を、27分には指宿に代えて永井謙佑(福岡大)を投入。直後に永井がシュートチャンスを得るが、これはミスで追加点はならず。同37分には宇佐美に代えて山崎亮平(磐田)を、42分には小野に代えて高橋峻希(浦和)を投入。試合終了間際には、山崎が得意の粘り強いドリブルを繰り返すとPKをゲット。これを自ら決めて、日本が2-0で勝利した。

 試合後の関塚隆監督のコメント。
「2-0で勝ったけれど、もっと早い段階で追加点を取らないといけない。ただ、この経験は非常に大きい。色々な条件を体験できた。宇佐美に関してはよくボールに関わったし、センタリングもあげていた。後半、左サイドから中に入ってシュートを狙っていたが実らなかった。いい経験になったはずだ。今回の2試合と1週間の共同生活で『人』が見えたのは大きい。選手たちは中東の芝、(日本とは違う)レフェリングを経験できた。生活を通じて、今後のアジア予選に必要なものを感じ取ってくれていれば嬉しいし、そこをクラブでしっかりと磨いてほしい」

[写真]ゴールを喜ぶ指宿と宇佐美
宇佐美&指宿
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