[2.4 キリンチャレンジ杯 日本5-1フィンランド 国立]

　日本代表は4日、東京・国立競技場でフィンランド代表と対戦。FW岡崎慎司(清水)の2得点などで5-1と快勝した。11日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦(日産ス)に向けた大事な前哨戦。“仮想オーストラリア”を一蹴した格好だが、3試合連続でセットプレーから失点するなど不安も残した。
以下、選手採点

GK
18 都築龍太(浦和)
5.0　久々の代表戦で前半6分のピンチは体を張って防いだが、後半5分のCKではパンチングのクリアが弱く、こぼれ球からゴールを許した。

DF
6 内田篤人(鹿島)
6.5　攻撃参加の回数はいつもよりも少なかったが、正確なフィードと右クロスで2アシスト。持ち味は発揮した。

22 中澤佑二(横浜FM)
6.5　チームとしては相手のロングボールに手を焼いたが、中澤は長身FWにも当たり負けせず、前線に起点をつくらせなかった。後半12分にはセットプレーからゴールも。

4 田中マルクス闘莉王(浦和)
5.0　1対1の対応で背後を取られる場面も。ビルドアップのパスやフィードの正確性も欠き、ブランクを感じさせた。後半10分に交代。

15 長友佑都(F東京)
6.5　再三のオーバーラップから左サイドを深い位置までえぐった。サイドで数的優位をつくり、チャンスを演出したが、欲を言えばゴールにつながるラストパスが欲しかった。

24 高木和道(G大阪)
5.5　後半10分から途中出場。相手FWとの1対1で軽いプレーが見られ、ゴール前に侵入を許す場面も。

3 駒野友一(磐田)
―　後半27分から途中出場。出場時間が短いため採点なし。

MF
27 橋本英郎(G大阪)
6.5　中盤でバランスを取りながら、セカンドボールを拾った。球離れも速く、チャンスと見るやゴール前まで上がり、フィニッシュにも絡んだ。

7 遠藤保仁(G大阪)
5.5　最後までなかなか運動量が上がらず、ボランチの位置でパスをさばいたが、ロングキックの精度もいまひとつ。まだ復調途上か。

14 中村憲剛(川崎F)
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29 香川真司(C大阪)
6.5　ボールを持つと積極的に前を向いて仕掛けた。前半44分には相手のパスミスを見逃さず、インターセプトから追加点を決めた。

5 今野泰幸(F東京)
―　後半32分から途中出場。出場時間が短いため採点なし。

21 安田理大(G大阪)
―　後半36分から途中出場。出場時間が短いため採点なし。

FW
11 玉田圭司(名古屋)
5.0　1トップで先発し、中盤まで下がってボールを引き出していたが、肝心のゴール前で目立った仕事ができなかった。

33 岡崎慎司(清水)
6.5　立ち上がりから積極的に相手の最終ラインを背後を突いた。狙い通りの飛び出しで2得点。後半はガス欠か、前半ほどチャンスに絡めず。

12 巻誠一郎(千葉)
―　後半39分から途中出場。出場時間が短いため採点なし。

(取材・文　西山紘平)