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左太腿裏不安の闘莉王は74分間プレー。「次が一番大事」と強調

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左太腿裏に爆弾を抱えている田中マルクス闘莉王(浦和)が先発出場。前半31分、後ろにGKしかいない状況で相手にボールを奪われて決定的なピンチを招く場面があったが、ベルギーが引いていたこともあり、74分に交代で退くまで、ほとんど体を張ることもなく無難に“調整”を終えた。

浦和では20日の大分戦を欠場し、強行出場した24日の大宮戦では前半早々に交代。27日のチリ戦は大事をとって欠場し、代表に合流したのは29日からだった。試合カンに不安があるため、この日は武器の一つであるロングフィードを何度か試していた様子だ。
その点に関しては本人も、「実戦的なことができなかったので、フィーリングを確認したかった。まだ時間があるので、きっちりフィーリングを直していきたい」と話している。

左太腿には違和感を覚えることなくウズベキに向かうことができるのはチームにとって安心材料になるが、闘将に気の緩みはない。

「これだけ点を取れて、この2試合はいい感じできている。でもまだ何も始まっていない。次の試合が一番大事。これまでの4点、4点というのを無駄にしないために、次の試合で勝つこと」と、引き締まった表情は最後まで崩れなかった。

<写真>日本DF闘莉王
(取材・文・矢内由美子)

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