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2ゴ-ルのエジミウソン「もっともっととれた」

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[6.13 ナビスコ杯GL第7節 浦和6-2大宮 埼玉]

 「チャンスは多かった。もっと点をとれたはず」。大宮アルディージャを6-2で下した浦和レッズFWエジミウソンは、2ゴールを決めておきながらも、試合後そう悔やんだ。

 エジミウソンの1点目はPKだった。前半7分、MF細貝萌がPAファーサイドにクロスを入れると2トップの相棒・FW高原直泰が猛チェイス。大宮MF藤本主税のファウルを誘った。直後のPKで高原の頑張りをゴールに変えた。

 この得点直後、今度は高原のゴールを見事アシストしてみせた。ピッチ中央で大宮ボールを奪うと、迫力満点のドリブルでPA前まで突進。優しいラストパスを相棒に送った。「あそこにタカがいてくれて良かった」。高原はそのままダイレクトで流し込んだ。

 「本当は前半に2、3点とれていたんだ」。そう話したエジミウソンは前半10分にも高原との見事なコンビプレーを見せた。MF山田直輝の左クロスをダイレクトでPA左に送り、高原のダイレクトボレーを演出。しかしこれはポストに嫌われてしまい「ラストパスはもっと集中して出さないと」と悔んだ。
 
 後半12分には、左サイドをえぐった左SB永田拓也からのラストパスを左足でダイレクトシュート。この日2点目を稼ぎ出した。「出せ出せと叫んでいた。凄く良い場所にくれて良かった」。同26分のMF原口元気のゴールの起点にもなり、この日のエジミウソンは大車輪の活躍。冴え渡る調子の良さで、観る者を唸らせた。

 「浦和はみんなが同じグループだ。誰が出ようとも同じ結果になるように練習を積み重ねてきた。これが大きな要因だね」。第6節を終えてA組3位と、最後まで決勝トーナメント進出が微妙だっただけに、逆転によるグループ首位通過はチームを勢いづかせた。20日に迫るリーグ戦(vs横浜FM)再開。この調子でぶっちぎりたい。

<写真>浦和FWエジミウソン
(取材・文 山口雄人)

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