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F東京・石川はプロ10年目で初のベスト11。「一番遠い存在の賞だと思っていた」

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 FC東京MF石川直宏がベストイレブンを初受賞した。プロ10年目にして初の載冠で、壇上で満面の笑みをみせた。

 石川は「もらえるとは思っていなかった。正直、驚いた。一番遠い存在の賞だと思っていたので。自分は怪我をしたりして、試合数も他の人と比べて少なかった。ゴールとか、インパクトを残せたのかなと思う。うれしいです。10年目で初? 10年たった今でも成長できるということを表現できてよかった」と振り返った。

 今季は得点力が開花し、25試合に出場し15得点を記録。終盤、左ひざの負傷で離脱したが、鹿島のマルキーニョス、清水の岡崎慎司らよりも上に位置する得点ランキング4位タイで、MFでは最高の数字を残した。

 日本代表にも5年8カ月ぶりに復帰するなど、実り多きシーズンとなった。気になる怪我だが、順調に回復しており、本人は離脱前よりも“スケールアップ”して復帰することを目指している(石川のリハビリ報告インタビューはコチラ)。

 「けがをしない体作りをしようと思っています。来年、チームの始動に間に合うようにしっかりと調整したい。積み重ねだと思うので、しっかりとやっていきたい。自分らしく、練習でも試合でもチャレンジしていきたい。そのスタンスはこれからも変わりません」

 来季の目標は、今年以上の数字を残すこと、そしてリーグ優勝だ。本人は怪我が多かったこともあり、決して満足はしていない。怪我なく1分でも多く出場し、もう一度“ここ”に戻ってくるつもりだ。

MVPやベスト11受賞者はコチラ

(取材・文 近藤安弘)  

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