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楢崎がファインセーブ連発で2連続完封勝利

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シュート数は名古屋の10本に対してFC東京は20本。90分間の劣勢をはねのけて名古屋を勝利に導いた立役者は、神がかり的セーブを連発して仲間を鼓舞し続けた守護神楢崎正剛だった。

 立ち上がりからピンチの連続だったが、的確なポジショニングと素早い反応で相手のシュートをことごとくセーブした。

 特に後半はファインセーブのオンパレード。34分には大黒将志の強烈ミドルを正面でガッチリとキャッチし、42分にはリカルジーニョの決定的なシュートを止めた。

 「苦しい試合だった。試合の内容は良くなかったし、点が入ったのはおまけみたいなもの。でも、ああいう形で点が入ってうれしかったし、ちょっとは(勝利への)手助けになったかな」

 クールな語り口調に喜びをにじませる。闘莉王から「ナラさんを中心にみんなで頑張れている」と感謝されると、「守備でも一番貢献している選手が、さらに攻撃でも点を取ってくれた」と互いに褒め合った。

 前節の横浜FM戦で2-0の勝利を収めたのに続く、2試合連続無失点勝利。これで湘南ベルマーレ戦から続く連勝は3に伸び、中断明け5試合で4勝1分と絶好調だ。

「鹿島と清水の結果を見て、きょうの試合は重要だという認識で全員が臨んだ。十分な結果を得られた」と言い、最後には笑みを浮かべていた。

<写真>名古屋GK楢崎
(取材・文 矢内由美子)

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