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先発7人入れ替えの名古屋、花井のプロ初得点で3試合連続の逆転勝ち

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[10.9 天皇杯3回戦 名古屋2-1札幌 瑞穂陸]

 Jリーグで2位に勝ち点9差を付け、首位を独走する名古屋グランパスはコンサドーレ札幌に2-1で逆転勝ちし、16強進出を決めた。11月17日の4回戦では新潟と対戦する。

 FW金崎夢生、FWケネディ、DF田中マルクス闘莉王の代表勢3人が不在。さらに、クラブによるとストイコビッチ監督は「少し休ませたかった選手やリスクを冒してケガをさせないようにした選手もいた」と、GK楢崎正剛、DF阿部翔平らも温存した。2日の仙台戦(2-1)から先発7人が入れ替わる中、後半6分にはFW高木純平に先制点を許したが、ここからがJ1首位チームの底力だった。

 後半16分、MF中村直志のミドルシュートで同点に追い付くと、試合終了間際の43分、途中出場のMF花井聖が勝ち越しゴールを奪い、逆転に成功した。プロ3年目の花井に生まれた待望のプロ初ゴールが劇的な決勝点。ストイコビッチ監督は「若手の中でも重要な選手。期待している選手だし、その期待に応えてくれた。彼の自信にもなるし、良いゴールだったと思う」と手放しで称賛した。

 これで9月25日の清水戦(5-1)、仙台戦に続いて公式戦3試合連続の逆転勝利。これには指揮官も「チームから諦めない精神面と勝ちたいという強い気持ちが表れた」と満足げに話していた。

(文 西山紘平)

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