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[高校MOM_15]札幌U-18MF菅原康介(2年)_柔と剛備える万能型アタッカー

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]

[6.7 JFAプリンスリーグ北海道第4節 札幌U-18 4-0 札幌新陽高 室蘭市入江運動公園]

 左サイドでボールを持つと、何かをやってくれる期待感を抱かせる選手だ。コンサドーレ札幌U-18のMF菅原康介は、この試合でも相手の固いブロックディフェンスに苦しんでいたチームに勢いをもたらす先制弾を、自慢のドリブルでぶち込んだ。
 左サイドでボールを受けると、左足のツータッチでDF2人の間を突破。カバーに来た3人目のDFを右足の切り返しで軽やかに交わすと、バランスを崩しながらも飛び出してきたGKの肩口を破るコントロールショットを、ゴール右上隅に突き刺した。
 「彼は止めて蹴るがうまい。両サイドも出来るし、判断の質、身体も強い」と札幌U-18の四方田修平監督が語ったように、自慢の左足だけでなく、右足も同等の質を誇り、繊細なボールタッチと、豪快なシュートを両足から繰り出す。フィジカルも屈強で、厚い胸板と抜群のボディーバランスで僅かな隙も技と強引さを兼ね揃えた突破でゴールに迫る。まさに柔と剛を兼ね揃えた万能型アタッカーだ。「今年は点が取れるチーム」。この四方田監督の言葉の裏には、菅原の成長があるのは間違いない。

(取材・文 安藤隆人)

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