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中澤先制も…G大阪は逆転負けで3位転落

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[4.5 ACL第3節 済州2-1G大阪 済州]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は5日、グループリーグ第3節を行い、E組のガンバ大阪はアウェーで済州ユナイテッド(韓国)に1-2で敗れた。前半23分、MF遠藤保仁の右CKからDF中澤聡太が先制点を決めたが、後半8分、19分に失点。1-2の逆転負けで2連敗となり、E組3位に後退した。

 DF加地亮、DF山口智が負傷欠場したG大阪は最終ラインの顔触れがこれまでの3試合から3選手が入れ替わった。MFキム・スンヨンが右SBで公式戦初先発となり、CBはDF高木和道と中澤の組み合わせ。高木は今季公式戦初先発、中澤は今季公式戦初出場となった。ボランチではMF明神智和も今季公式戦初出場初先発となり、1月の右足手術から待望の復帰を果たした。
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 立ち上がりから攻勢に出るG大阪は前半3分にMF宇佐美貴史がパスカットからドリブルで持ち込み、右足でミドルシュート。同16分にも左SBのDF下平匠が左足ミドルを放つなど積極的にゴールを狙った。

 前半23分には遠藤の右CKに中澤が飛び込み、ヘディングで叩き付ける豪快な先制点。幸先良くリードを奪い、一気にたたみかけたかったが、その後は決定力を欠いた。

 前半24分、ロングボールからDFを振り切ったFWイ・グノがGKもかわしてシュートを打つが、DFのブロックに阻まれ、こぼれ球を狙ったFWアドリアーノのシュートは浮いてしまった。同44分にもイ・グノの絶妙なスルーパスにアドリアーノが反応。GKと1対1の決定機だったが、シュートはGKの好セーブに阻まれた。

 追加点を奪えず、1点リードで後半に折り返すと、済州の猛反撃に遭った。後半開始1分に強烈なミドルシュートを放ったFWサントスは同3分にもポスト直撃のシュート。跳ね返りに詰めたMFパク・ヒョンボムのシュートは何とかキム・スンヨンが体でブロックしたが、済州の猛攻に耐え切れなかった。

 後半8分、縦パスをFWシン・ヨンロクが頭で落とし、サントスが左サイドにスルーパス。オフサイドラインぎりぎりから抜け出したパク・ヒョンボムの折り返しにシン・ヨンロクが詰め、同点に追い付いた。

 運動量の落ち始めたG大阪に対し、済州の勢いは止まらず、後半19分にはパク・ヒョンボムの縦パス1本でペ・ギジョンが最終ラインの背後を突き、左足で勝ち越し点。2-1と逆転に成功した。

 1点ビハインドとなったG大阪はさらなるアクシデントに襲われる。後半24分、高木が着地の際に左足首を負傷。そのまま担架で運び出されると、同28分に代わってDF金正也がピッチへ。同時にMF二川孝広に代えてMF佐々木勇人を投入した。

 しかし、後半34分、遠藤の右CKに合わせた金正也のヘディングシュートはGKの正面。同41分には下平に代えてFW平井将生を投入し最後のカードを切るが、決定機をつくるところまでも至らず、そのまま1-2で敗れた。

(文 西山紘平)

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