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「あの1点が今後を左右するかも」、武井が価値あるダメ押し弾

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[4.20 ACL第4節 G大阪3-1済州 万博]

 ただの1点以上の価値があった。ガンバ大阪は2-1の後半43分、FWイ・グノが落としたボールをMF武井択也がダイレクトで右足を振り抜く。豪快なミドルシュートがゴール右上に突き刺さり、3-1と試合を決定付けた。

「グノがいい落としをくれたので、しっかり枠に行くように狙って打てた」。自画自賛のダメ押しゴール。ベンチ前の西野朗監督も思わず力強いガッツポーズを見せた。勝利を確信しただけではない。アウェー戦で済州ユナイテッドに1-2で敗れていたG大阪にとって、大きな意味のある3点目だった。

 ACLグループリーグでは勝ち点で並んだ場合、得失点差よりもまず直接対決の成績が優先される。G大阪は現時点で得失点差も済州を上回っているが、残り2戦でどうなるかは分からない。しかし、この3-1勝利により、最終的に済州と勝ち点で並んだ場合、G大阪が上位になることが確定。グループリーグ突破に向け、大きなアドバンテージを手にする結果となった。

「得失点差も絡んでくるし、あの1点が今後を左右することもあるかもしれない。チームのために取れてよかった」。3月1日のACL第1節・メルボルン戦(5-1)に続く今季2得点目。後半28分に投入された“伏兵”の一撃でG大阪が決勝トーナメントへ大きく前進した。

(文 西山紘平)

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