[5.4 ACL第5節 名古屋1-0杭州緑城 瑞穂陸]

　ホームで行われたACL第5節で名古屋グランパスは杭州緑城(中国)に1-0で勝利し、2位以上を確定させ、グループリーグ突破を決めた。公式戦では、29日の川崎F戦(2-0)に続いての連勝となった。

　クラブによるとストイコビッチ監督は「1-0で勝ちましたが、この結果でも十分だと思う」とコメント。DF田中マルクス闘莉王やFWケネディと攻守の要が不在な上に、MF金崎夢生、MF吉村圭司ら中盤の主力選手も欠いた試合で、勝ち点3を手にしたことは十分な収穫だ。

　その後に行われた試合で、2位・FCソウル(韓国)も勝利したため、ともに勝ち点は10で並んでいるが、直接対決で1勝1分の名古屋が首位に立っている。次節は11日に敵地でグループ最下位のアルアインと対戦するが、勝利すれば無条件でのグループリーグ首位通過が決定。引き分けでも、FCソウルが引き分け以下だった場合は、1位が確定する有利な状況だ。

　もちろん狙っていくのは首位通過。公式戦で2戦連続無失点に抑えた立役者であるGK楢崎正剛は「チームとしての戦い方は明確なので。みんなでちゃんとプレーして、どんどん勝ち進めるようにやっていきたい」と先を見据え、指揮官は「できるだけベストなチームを組んで1位で通過したいと思っている」と意気込んだ。まずは中2日で行われる連覇を狙うリーグ戦で清水に勝利し、グループリーグ最終戦へ弾みをつけたい。

(文　片岡涼)

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