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[ナイキカップ][高校MOM259]市立船橋MF大窪健生(2年)_「7.11FINAL」へ中盤で危険消す

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.3 THE NIKE CUP JAPAN東日本大会決勝 市立船橋高 0-0(4-3)横浜FMユース 静岡・時之栖]

 60分間の戦いでは決着をつけることができず“特別ルール”の「NIKE ELITE TRAINING TEST」の成否により、7月11日に東京・味の素スタジアムで開催されるフットボールフェスティバル「THE NIKE CUP JAPAN FINAL」進出を決めた市立船橋高(千葉)。最終的には技術・キック精度が勝敗を分けたが、準決勝の浦和レッズユース戦を含めて相手をゼロに封じきった伝統の堅守がイチフナの“日本一決定戦”進出の最大の要因だった。

 右SB米塚雅浩ら攻撃面で目立った選手もいたが、この日のマン・オブ・ザ・マッチは中盤で危険を消し続けたMF大窪健生(2年)。今大会の指揮を執る曽我光利コーチが「チームのバランスをとる事が出来る選手。球際の強さもあるし、危険を察知して修正してくれていた」と評価したボランチは、引き気味にポジションを取りながら危険なスペースを消し続けた。大窪は「雨でコントロールが難しい中、ディフェンスをしっかりしようと意識していた。マリノスはしっかりとつないできてやりづらいところもあったけど、ゼロに抑えたことが大きかったと思う」と“無失点勝利”に納得の笑顔を見せていた。

 自身は鹿島アントラーズの下部組織出身だが「選手権をテレビで見て憧れて」市船橋進学を決意。現在は全国総体出場を決めている3年生たちのメンバーへ食い込むことを目指している。「(市船橋の)中盤は層が厚いけれど、意識を高く持っていく」。この日は攻撃面での貢献が少なく自身も反省していたが、本来は正確なパスなど攻撃面も持ち味。それだけに7月11日のFINALへ向けて「(対戦する)鹿実(鹿児島実)は強いけれど、相手の弱いところはあるはず。そこを突いて自分が得点に絡むように。絶対に勝ちます」。FINALに勝利すればヒップホップユニット「HOME MADE 家族」から、その軌跡を讃え勝利を祝福するオリジナルソングが贈られるほか、イングランド遠征の権利を勝ち取ることができる。だからこそFINALでは東日本決勝以上のプレーでチームを勝利へと導く。

(取材・文 吉田太郎)

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連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ

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