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[MOM435]流通経済大柏FW宮本拓弥(3年)_J注目FWがCBとして強豪完封

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高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ イースト
[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.8 高円宮杯プレミアリーグイースト第5節 F東京U-18 0-0流通経済大柏高 東京ガス深川G]

 J注目の大型ストライカーはこの日、流通経済大柏高の最終ラインにいた。昨年の全国高校選手権でも2ゴールを挙げているU-18日本代表FW宮本拓弥は守備の柱として強豪、FC東京U-18攻撃陣封じに貢献。「負けないサッカーをする」ことを目指したチームに勝ち点1をもたらした。

 どのポジションでもハイレベルにこなす万能性も特長とするFWは昨年、ボランチとしても全国大会に出場。その展開力は日本代表FW玉田圭司らを育てた名将、本田裕一郎監督も絶賛するほどだ。宮本自身は「FWで勝負したい」という思いを持つが、中盤でも高い能力を発揮する万能型は今年、182cm、80kgの身体を活かして最終ラインにも挑戦。中央大との練習試合でCBを務め「厳しい試合になった時、身体が強くて身体を張れるのは自分なんでセンターバックもあるかも。センターバックだったら失点しないこと」と話していたが、この日は本当に最終ラインでのプレーをすることになった。

 ただ、背後のボールを難なく処理し、空中戦で強さを発揮。また左右両足から放たれるミドルパスは流経大柏の攻撃を加速させた。三菱養和SCユースとの初戦ではスーパーミドルを叩き込んだが、自ら調子が上がっていないと判断し、本田監督に前線ではないポジションでの起用を訴えていたという。それでも指揮官を「上手いやつはどこやっても上手い。宮本が4人いれば・・・・・・」とその能力を改めて認めさせるプレー。今後は再び前線に戻るのか、それともDFとして守備の要となるのかという選択にも注目だ。

(取材・文 吉田太郎)

特設:プレミアリーグ

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