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明治大はまさかの最下位スタート、王者下した慶應義塾大が首位に立つ!!:関東

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第85回関東大学サッカーリーグ戦
関東1部リーグ


 東日本大震災の影響で約1ヵ月遅れとなる形で第85回関東大学サッカーリーグ戦が開幕した。3日から5日の3日間に渡って第1節が行われ、初戦から波乱の展開となった。

 昨季王者の明治大が慶應義塾大に敗戦。押し込まれる時間が続き、ポゼッションで上回ることができずに2失点を喫して、0-2で敗れた。この結果によって、明治大はまさかの最下位スタートとなっている。一方、慶應義塾大は2得点を決めての無失点勝利で首位を獲得した。

 昨年の総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントでは日本一に輝いた駒澤大は、昇格組の専修大とスコアレスドローで終わり、白星スタートは切れなかった。専修大と同じく、2部から昇格してきた青山学院大は順天堂大に1-0で勝利。4年振りに1部での勝利を手に入れた。昨季3位の国士舘大は全日本大学選抜のDF佐々木翔(4年=城山高)に一発を決められて、神奈川大に0-1の敗戦。今季初ゴールはお預けとなり、勝利できなかった。

 また、全日本大学選抜の主力選手であるMF六平光成(3年=前橋育英高)やFW林容平(4年=浦和ユース)を擁する中央大は、早稲田大に0-1の敗戦。古賀聡監督の就任2年目で迎えるシーズンで「日本一をめざす」と公言する早稲田の勢いに飲まれた。

 激しい打ち合いとなったのが、注目カードの筑波大と流通経済大の一戦。先制点を決めた流通経済大だったが、後半15分に昨季得点王のFW赤崎秀平(2年=佐賀東高)に同点弾を許し、2分後には逆転弾を決められた。しかし、そこからタレント軍団が意地をみせた。後半20分にFW征矢智和(4年=東京Vユース)がU-22代表のDF比嘉祐介(4年=流通経済大柏高)のボールに頭で合わせて、2-2の同点に追いつく。そして同21分に、途中出場のFW中美慶哉(2年=前橋育英高)が出場から、わずか2分で決勝点。そのまま逃げ切った流通経済大が3-2で勝利した。

[前期リーグ]
【1部第1節】(5月3日)
[平塚競技場]
中央大 0-1 早稲田大
[早]奥井諒(30分)
[早スポ]走りつかんだ勝利
[早スポ]試合後のコメント


駒澤大 0-0 専修大
[駒スポ]決定力欠きドロー
[駒スポ]試合後のコメント


[荻野運動公園]
国士舘大 0-1 神奈川大
[神]佐々木翔(70分=補・工藤隼人)

(5月4日)
[西が丘サッカー場]
順天堂大 0-1 青山学院大
[青]忰山翔(49分=補・木下智之)

筑波大 2-3 流通経済大
[筑]赤崎秀平(60分)、瀬沼優司(62分=補・不老祐介)
[流]堀河俊大(21分)、征矢智和(65分=補・比嘉祐介)、中美慶哉(66分)

(5月5日)
[麻溝競技場]
明治大 0-2 慶應義塾大
[慶]風間荘志(27分=補・笠松亮太)、河井陽介(53分)
風間&河井弾で王者下す
MOM:FW風間荘志
[ケイスポ]昨季王者に完勝!
[ケイスポ]試合後のコメント


■順位表:第1節終了時
1.慶應義塾大(3)+2
2.流通経済大(3)+1
3.早稲田大(3)+1
3.神奈川大(3)+1
3.青山学院大(3)+1
6.駒澤大(1)0
6.専修大(1)0
8.筑波大(0)-1
8.中央大(0)-1
8.国士舘大(0)-1
8.順天堂大(0)-1
12.明治大(0)-2

(構成 片岡涼)
大学サッカー特設:関東1部

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