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U-22組不在の流通経済大は今季初黒星、早稲田大が首位浮上!!筑波大は赤崎が脅威の4発:関東

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第85回関東大学サッカーリーグ戦
関東1部リーグ


 第85回関東大学サッカーリーグ戦の前期1部リーグ第8節が18日に各地で行われた。首位の流通経済大が今季初黒星を喫して、2位へ順位を落とすと早稲田大が首位に立った。また、最下位の駒澤大が慶應義塾大を下して今季初勝利。最下位を脱出すると、筑波大に0-5の大敗した中央大が最下位に転落した。

 首位・流通経済大だったが、今節はロンドン五輪アジア2次予選を戦うU-22日本代表に招集されている影響でMF山村和也(4年=国見高)、DF比嘉祐介(4年=流通経済大柏高)、GK増田卓也(4年=広島皆実高)が不在。それでも先発にはタレント軍団が並んだが、順天堂大に0-3の完敗。前半7分にMF原田開(2年=湘南)に先制点を奪われるとリズムをつかめないままに時間は過ぎて、今季初黒星を喫した。

 流通経済大が敗れる中で確実に勝ち点3を手にして、首位に浮上を果たしたのが早稲田大だ。青山学院大に6-1と完勝。総理大臣杯の出場権を手にした勢いのままにリーグ戦でも快進撃を続けている。

 また中央大と対戦した筑波大は昨季の得点王・FW赤崎秀平(2年=佐賀東高)が脅威の得点力を発揮した。試合開始からわずか25分間でハットトリックを達成すると、後半28分にもダメを押すゴール。試合は5-0で終了し、勝利した筑波大は6位から3位へ浮上。一方、敗れた中央大はついに最下位へ転落してしまった。

 今季リーグ戦での勝ちのなかった駒澤大は慶應義塾大に3-1で勝利。5試合ぶりの最下位脱出となった。前節終了時点では3位につけていた慶應義塾大だったが、この敗戦で5位へ順位を落とした。2戦連続2得点と活躍をみせていたFW武藤嘉紀(1年=F東京U-18)が故障で欠場。ルーキー不在が結果に響いた。

 専修大はルーキーMF仲川輝人(専修大1年=川崎F U-18)の2戦連続ゴールなどで神奈川大に3-0と完封勝利を収め、5試合ぶりの白星を手に入れた。

 また開幕戦ではスタート奪取に失敗したものの、徐々に勝ち点を重ねて4位まで浮上してきていた明治大だったが、国士舘大に2-3で競り負けて、2戦勝ちなし(1分1敗)で6位へ順位を落とした。総理大臣杯の出場権を手にしている国士舘大は、これがリーグ戦での初白星。前半26分にFW吉野峻光(4年=静岡学園高)のゴールで先制すると、後半4分にはFW服部康平(2年=国士舘高)が追加点。しかし、同6分、14分と立て続けに失点し、2-2に追いつかれた。それでも後半30分にルーキーMF進藤誠司(1年=流通経済大柏高)が決勝点となるゴールを決めて、勝ち点3を手に入れた。

 上位5チームが勝ち点3差にひしめく混戦模様の関東1部リーグは、今月25日と26日に行われる第10節を終えた後、約3ヶ月の中断期間に入る。良い形で前半戦を締めくくるためにも、次節は重要な一戦となる。

[前期リーグ]
【1部第8節】(6月18日)
[NACK5スタジアム]
駒澤大 3-1 慶應義塾大
[駒]砂川太志(25分)、三澤祥馬(71分)、渡邉諒(80分)
[慶]河井陽介(73分)

筑波大 5-0 中央大
[筑]赤崎秀平4(9分、20分、25分、73分)、車屋紳太郎(45分)

[駒沢陸上競技場]
神奈川大 0-3 専修大
[専]仲川輝人2(27分、72分)、稲葉圭吾(85分)

明治大 2-3 国士舘大
[明]阪野豊史(51分)、矢田旭(59分)
[国]吉野峻光(26分)、服部康平(49分)、進藤誠司(75分)

[荻野運動公園]
早稲田大 6-1 青山学院大
[早]島田譲2(38分、45分+1)、近藤貴司(51分)、白井豪2(59分、65分)、小井土翔(72分)
[青]関隼平(90分+1)

[ひたちなか市総合運動公園]
順天堂大 3-0 流通経済大
[順]原田開(7分)、簗場拓人(33分)、岡庭和輝(70分)

■順位表:第8節終了時
1.早稲田大(16)+7
2.流通経済大(15)+3
3.筑波大(14)+6
4.順天堂大(13)+6
5.慶應義塾大(13)-1
6.明治大(11)+3
7.神奈川大(11)-1
8.青山学院大(10)-4
9.専修大(9)-1
10.国士舘大(6)-4
11.駒澤大(6)-5
12.中央大(6)-9

(構成 片岡涼)
大学サッカー特設:関東1部

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