JFAプリンスリーグ(U-18)関東1部は30日、第9節を行った。
　前節まで7勝1分ですでに6位以内を確定し、高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権出場を決めている首位のFC東京U-18(東京)は5位の東京ヴェルディユース(東京)と対戦。0-0で引き分けた。対して、湘南ベルマーレユース(神奈川)と対戦した2位・流通経済大柏高(千葉)は前半終了間際に湘南ユースFW関谷祐に先制ゴールを奪われたが、後半29分にFW吉田眞紀人が同点ゴール。さらに34分には吉田のアシストからFW田宮諒が勝ち越し弾を決めた。試合終了間際にも1点を加えた流経大柏が3-1で勝利。首位・F東京U-18との勝ち点差を3とした。
　
　3位の浦和レッズユース(埼玉)は前半40分に八千代高(千葉)FW大和久弘樹主将に先制ゴールを奪われると、後半31分に追いついた直後の35分にもFW荒牧航平に勝ち越しゴールを許してしまう。それでも後半45分、礒部裕基が同点ゴールを決めて2-2の引き分けに持ち込んだ。

　4位・横浜FMユース(神奈川)対三菱養和SCユース(東京)は激しい打ち合いとなった。1-3と2点を追う三菱養和は前半42分と後半2分にMF近藤貴司が連続ゴールを決めて同点。30分に横浜FMのFW小野裕二にこの日3点目となるゴールを奪われて勝ち越されるが34分にMF佐藤聖、38分には名古屋加入内定のFW田中輝希がゴールを決めて逆転に成功した。それでも横浜FMは41分にU-17日本代表MF鈴木雄斗が同点ゴール。激しい点の取り合いは5-5で引き分けた。

　その他、7位のジェフユナイテッド千葉(千葉)はリーグ最小失点の堅守をこの日も発揮。前半7分に仁平貴大が挙げた1点を守り、武南高(埼玉)に1-0で勝った。また高校チーム勢同士の対戦となった市立船橋高(千葉)対桐光学園高(神奈川)はFW坂本颯の2試合連続ゴールにより、桐光学園が1-0で勝った。

【関東1部】
[第9節]
横浜FMユース 5-5 三菱養和SCユース
[横]伊東海征(1分=補・小野裕二)、小野裕二3(19分=補・後藤拓斗、38分=補・喜田拓也、75分=補・星広太)、鈴木雄斗(86分=補・後藤拓斗)
[三]田鍋陸太(1分=補・後藤京介)、近藤貴司2(42分、47分=補・田中輝希)、佐藤聖(79分=補・田中輝希)、田中輝希(83分=補・佐藤聖)

F東京U-18 0-0 東京Vユース

流通経済大柏高 3-1 湘南ユース
[流]吉田眞紀人(74分)、田宮諒(79分=補・吉田眞紀人)、宮本拓弥(89分=補・吉田眞紀人)
[湘]関谷祐(45分)

浦和ユース 2-2 八千代高
[浦]矢島倫太郎(76分)、礒部裕基(90分=補・堀田稜)
[八]大和久弘樹(40分=補・土佐倖太郎)、荒牧航平(80分)

市立船橋高 0-1 桐光学園高
[桐]坂本颯(65分=補・館坂信也)

武南高 0-1 千葉U-18
[千]仁平貴大(7分)

【関東2部】
[第9節]
鹿島ユース 2-1 矢板中央高
[鹿]村岡洸(20分)、吉田隼(88分=補・山田尚哉)
[矢]中田充樹(53分)

幕張総合高 1-2 桐蔭学園高
[幕]倉持拓弥(66分=補・丸山智裕)
[桐]杉浦拓也(43分)、吉田周平(71分)

成立学園高 2-2 佐野日大高
[成]竹中公基(23分=補・西松裕紀)、東大樹(69分)
[佐]岩撫大貴(13分=補・須賀智哉)、森恒貴(73分)

大宮ユース 3-1 浦和東高
[大]中村佑輔(54分=補・飯野峻地)、清水道浩(55分=補・宮崎泰右)、飯野峻地(75分=補・宮崎泰右)
[浦]谷之口寛斗(62分)

鹿島学園高 2-5 前橋育英高
[鹿]近藤直幸(53分=補・長石一真)、長石一真(81分=補・安田暁)
[前]小牟田洋佑(55分=補・北爪健吾、61分=補・柏俣翔也、78分=補・飯沼壮貴)、白石智之(59分=補・小牟田洋佑)、湯川純平(89分)

川崎F U-18 4-0 日本航空高
[川]萩間大樹(34分=補・仲川輝人)、仲川輝人2(66分、88分=補・大野宰)、奥沢宏幸(90分=補・仲川輝人)

(文　吉田太郎)