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[MOM267]名古屋U18MF川村啓輔(2年)_勝負を決める後半の2発

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.24 日本クラブユース選手権(U-18)1次R第1戦 名古屋U18 4-1 仙台ユース Jヴィレッジ]

 名古屋グランパスU18対ベガルタ仙台ユース戦のマン・オブ・ザ・マッチは前半の膠着状態を打破し、後半に2得点を挙げ勝利に貢献した名古屋U18MF川村啓輔(2年)だ。川村は4-2-3-1システムのトップ下を任され、パスを繋ぐのみならず機を見てシュートを狙っていく積極性が実った。

 1-0で迎えた後半8分、GK古川真大からのロングフィードはぐんぐん伸び、PA近くへ走り込んでいた川村の方向へ。仙台ユースGK西岡慧もゴールを飛び出して競ったが、頭一つ川村が競り勝ち、そのヘディングシュートはゴールへと突き刺さった。

 さらに1点差に追い上げられた28分には、途中出場のFW大西勇輝からのパスを受けて、GKの頭上を鮮やかに越えるループシュート。試合を決定づけた川村について名古屋U18の小川誠一監督は、「川村のシュートも良かったが、得点に至るまでのパス交換も良かった。みんなの力です」とあくまで全員の力で取った得点であることを強調した。その言葉どおり、DFやGKも攻撃の起点として機能する名古屋U18のパスワークは確かに素晴らしかったが、川村はそのパスワークを2度結実させたという点で、本日のMOMが妥当であろう。

(取材・文 小林健志)

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