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[MOM350]広島皆実FW香山洸哉(3年)_2G1Aで大勝もたらす

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.6 全国高校選手権広島大会準決勝 広島皆実 5-1 広島国泰寺]

 U-19日本代表候補FW大武弘直との阿吽の呼吸で大差の勝利に貢献した。広島皆実FW香山洸哉は大武の先制点からわずか5分後の11分、前線からの果敢なチェイシングから高い位置でボールを奪うと、そのまま左サイドをえぐる。そしてGKを十分にひきつけてから、ゴール前に走り込んだフリーの大武へパス。これを大武が難なく蹴り込んで、2点目をお膳立てした。

 3-0の後半3分には、相手GKのミスを見逃さずに、4点目をマーク。34分にはMF桂大晴のヘッドのこぼれをすかさず押し込んで、大武と共に2ゴールずつ叩き出した。

 昨年までは中盤を任されていたが、今年は力強いドリブルと、シュート力を買われてFWとして起用されている。同じドリブルとシュート力に定評のある大武とのコンビは相性抜群で、お互いが自分たちの武器を引き出せる環境を作り出している。「香山と2人で崩せるし、お互いの距離感を意識しあって、うまくプレーできている」と大武は相棒を手放しでほめた。
そして藤井潔監督も「この大会に入って、2トップがそろって点が取れるようになったことは大きい。片方が積極的に仕掛け、もう片方が信じて飛び込む。いいコンビになっている」。

 果たして今年に入って未だ勝利を挙げていない瀬戸内に対し、大武と共にアベック弾を叩き込むことが出来るのか。来るべき決戦に向け、相棒と共にその牙を研ぎ澄ます。

(取材・文 安藤隆人)
【特設】高校選手権2010

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