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[MOM392]西武台FW清水慎太郎(3年)_鮮烈反転シュートで試合決める

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 全国高校選手権2回戦 九州国際大付 1-2 西武台 埼玉]

 力の拮抗した好勝負となった一戦、試合を決めたのは大宮アルディージャ加入が内定している西武台FW清水慎太郎(3年)の一撃だった。

 1-0と西武台リードで迎えた後半10分、左SB大迫翔太(3年)のクロスをニアで受けた清水。ゴールを背にしてボールを受けたため、シュートへの警戒感が薄かった九州国際大DF・GKの隙を見逃さず、すぐさま反転してDFのマークを振り切って、左足を振り抜き、シュートを決めた。

 西武台守屋保監督は「右足シュートばかりなので、彼には左足も振れないと将来的にも伸び幅がないと言ってきて、彼なりにそれを受け止めてくれた。昨日は練習が終わった後、GKを交えてトップスピードで左に入っていく、左足シュートの練習をよくやっていた。練習を見ていると昨日はあまり入っていなかったが、今日は逆のサイドネットにしっかりミートしてよく振り抜いてくれた。昨日一番遅くまでシュート練習していただけの価値はあった」と清水の努力を称えた。

 視野が広く、チャンスメイクもできる上に高さ・強さもあり、パワーのあるシュートも脅威。今大会屈指のストライカーは、ポテンシャルの高さをいかんなく発揮している。それでも清水は「3点目が取れないのがまだまだ」と貪欲だ。明日以降の試合もゴール量産を狙う。

[写真]西武台FW清水(写真協力 『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 小林健志)
【特設】高校選手権2010

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