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[選手権]浦和入りの前橋育英MF小島が初ゴール

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[1.2 全国高校選手権2回戦 前橋育英4-0室蘭大谷 フクアリ]
 
 浦和レッズ加入内定の前橋育英MF小島秀仁主将(3年)が「選手権初ゴール」を決めた。後半ロスタイムの43分に途中出場のFW柏俣翔也(3年)がゴールを決めたわずか1分後、FW小牟田洋佑(3年)のスルーパスを受けた小島主将は素晴らしいランニングコースを取り右サイドからやや中央へと切れ込むとそのまま左足でゴール左隅へシュートを流し込んだ。本人は「小牟田のパスがよかった。きょうのプレーは満足いかなかったですけど、最後あの点だけ(迷惑をかけた分を)返せたかなと思う」と微笑んだ。

 この日の前半は攻撃が中央に偏り、なかなか効果的な攻撃をすることができなかった。展開力が魅力の小島主将も動きのない前線にパスを送ることができず、リズムに乗ることができなかった。だからこそ得点には少しだけ喜び、あとは反省の弁を連発していた。そして終盤に4得点を挙げた攻撃陣よりも「DFラインが体を張ってやってくれた」と苦しい展開でリードを許さなかったディフェンス陣に感謝していた。

 次戦は「前からガンガン来る」と分析する流通経済大柏。2戦連続4得点と好調なチームにも山田耕介監督は「あすはパワーに押されてダメですよ」と苦笑いしていたが、小島主将のゲームコントロールからゴールを重ね、「ヤマ場」を突破する。 

(取材・文 吉田太郎)
【特設】高校選手権2010

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