高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第99回(11年静岡県高校選抜編第12回)は清水商DF兼岡平選手です。
　王国・静岡で注目を集めてきた攻撃タレントが、名門・清水商入学後にサイドバックへ転向。センスの高さを感じさせる守備と持ち味の攻撃参加によってDFでも実力を発揮している兼岡選手の今年一年にかける意気込みとは?(取材日:3月5日)

―2011年の目標は
「今回県選抜に選ばれた3人たちと一緒に県を制して、清商という名を全国に見せつけたい。今年は前も後ろもメンバーが揃っている。勝負どころで勝負強さを見せられれば、行けるチーム。最後の年ということもあるし、頑張りたい」

―昨年はあと一歩のところで全国に届かなかった
「全国大会の予選は選手権もインターハイも準優勝に終わっている。勝負弱さが出てしまっている。そこを変えないといけない。副主将になったのでまとめ役として自分だけでなく気配りも気をつけて自分らの代で全国へ行きたい」

―サイドバックは清水商でも選ばれた選手が務めるポジションという印象があるけれど
「サイドバックは清商で重要視されているポジション。自分はそれを任されている。守備だけではなくて攻撃でも貢献したい」

―もともとはアタッカーとして注目を集めていたけれど
「1年の選手権前からサイドバックです。どのチームもサイドの選手は速い。守備には自信があるのでしっかり対応すること。あとはもともと前だったので、タイミングで前に出て点を獲れるサイドバックを目指している」

―将来については
「将来的にもサッカーで仕事がしたい。サイドバックではインテルの長友選手が活躍していて刺激を受けている。そういう舞台に立つことが夢」

(取材・文　吉田太郎)

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「Youth star voice」