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[Y☆voice100]静岡学園MF長谷川竜也「プロはまだ視野に入ってきたくらい」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第100回(11年静岡県高校選抜編第13回)は静岡学園MF長谷川竜也選手です。
 身長160cmほどの小さなMFは昨年の全日本ユース選手権で鮮烈な活躍。世代屈指の技巧を生かして印象的なプレーを見せ続けたアタッカーは今春、Jクラブへ練習参加するなど進路にも注目が集まっています。現在の自分自身の課題、そして将来をどのように考えているのか?(取材日:3月5日)

―横浜FCへの練習参加を経験した感想は
「いい刺激を受けました。攻撃はそこそこできたけれど、ディフェンスは球際がダメだった。課題が見えたし、もっと良さを出さないといけないと感じました」

―横浜FCのスタッフから言われた言葉は?
「(岸野)監督から『攻撃はいいからディフェンスをできるように』、『良さを消さないように』と言われました」

―プロへの意識が強くなった
「プロはまだ視野に入ってきたくらい。ただ、ひとつ目標が明確になりました」

―昨年は評価をとても上げた一年だった
「いえ、まだまだです。(通用しているのは)トラップしてからのドリブルとか運動量くらい」

―でもチームに結果をもたらしていた
「(全国4強へ進出した)高円宮は個人的には満足しています。自分でも楽しんでできたと思うし。選手権は言い訳になるけれどケガの影響がありました。その中でもやれるかというと、今の自分はまだまだだった。コンディションが整わなくてもやれるようにしなければいけない」

―昨年越えへ挑戦する一年になる
「昨年よりもチームワークとかはないけど、中学からみんな一緒にやってきた。昨年とは違う良さを出せれば。その中で自分がチームを引っ張っていけるように。選手権では不甲斐ない結果しか出せていないので全国でいいプレーをしたい」

―年代別代表としても期待されるが
「学園以外がどうとか今は考えていない。学園でいいプレーをして絶対的な存在にならないと、そういうところにも呼ばれない。でも学園で結果出せば呼ばれる。ここで結果を残すこと」

―意識している選手は
「日本だと香川選手、世界だとイニエスタ選手。香川選手はスペースを見つけてスピードを落とさずにプレーできる。イニエスタはさらにボールコントロールが上手くて正確。小柄なのにやり遂げているところが勉強になる」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」

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