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[MOM85]国士舘大FW吉野峻光(3年)_故障明けの“全日本候補”豪快な一発

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.4 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント1回戦 大阪体育大 2-4 国士舘大 長居]

 右サイドからのボールをPA中央で受けると、思い切り右足を振りぬいた。相手GKも反応できない持ち前のクイックネスを活かした速いシュート)・未両个澆妊・奪張檗璽困鬚垢襪伯ぅ團奪礎羆獷砲い襯繊璽爛瓮ぅ箸領悗涼罎恁ぐ賁椹兇鉾瑤唸・鵑澄・n

 FW吉野峻光(3年=静岡学園高)。07年にはU-18日本代表、08年にはU-19日本代表に選ばれるほどの実力の持ち主。しかし今季はくすぶっていた。

 世代別代表には、ボランチとして選抜されていたが、チームでは今季からFWにコンバート。しかし、「何をしたらいいかわからないけど、とにかく点に絡もう」と思った矢先の5月3日、関東リーグ拓殖大戦。相手DFとの競り合いから、着地時に足元にあった水のボトルを踏んでしまい、右足首を捻挫。シーズン序盤を棒に振ってしまう。

 その後、リハビリを経て、前期リーグ最終節・慶應義塾大戦でおよそ2ヵ月ぶりとなる実戦復帰を果たすも、なかなか出場時間は増えず。少しでも長い時間試合に出場したい吉野にとっては、歯がゆい日々が続いた。そんな中、迎えたのが今試合だった。

 ベンチスタートも後半16分に出場すると、幾度もPA内へ飛び込み、効果的なパスを連発。自ら仕掛けると冒頭の4得点目となるゴールを奪った。久しぶりに、吉野が大きな舞台へと戻ってきたのだ。

 けがの影響で関東選抜の選考会は回避したが、実績ある吉野は、今大会の活躍次第では、全日本大学選抜へ選ばれる可能性もある。しかし、「今は全日本に入るよりも何よりも試合に出たい。数字を残したい。点を取るとかアシストとか」とまずは目の前の目標をクリアしていきたいと話す。そして「とにかく試合に出たい」。

 今回のゴールで、先発出場をぐっと引き寄せた。チームで活躍した先には、全日本大学選抜のFWとして先発出場する姿も見えてくる。身体能力や素質はずば抜けたものがあるだけに、より高みを目指した活躍が期待される。

(取材・文 片岡涼)

総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント特設ページ
連載:大学マン・オブ・ザ・マッチ

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