中学年代日本一決定戦!
「JFAプレミアカップ2011 supported by NIKE」
[5.3 JFAプレミアカップ1次R 横浜F・マリノスジュニアユース 1-0 スポーツクラブ岐阜VAMOS J-GREEN堺]

初戦を5発完勝で勢いに乗る横浜F・マリノスジュニアユース(関東/神奈川)を集中した守備で抑えていたスポーツクラブ岐阜VAMOS(東海2/岐阜)だったが、1点に泣いた。

16対2。横浜と岐阜VAMOSのシュート数を見れば、どれだけ一方的な試合であったか一目瞭然だ。しかし岐阜VAMOSは初戦の大敗(京都サンガF.C.U-15に0-4)をしっかり糧にしていた。前線からのプレス、ゴール前でブロックをしっかり作る。

それでも横浜はプレスをかいくぐり、再三岐阜VAMOSのゴール前に進出した。だが、すんでのところでゴールを許さない。この試合に敗れれば1次ラウンド突破が絶望的になってしまう「執念の壁」がゴール前に立ちはだかる。

「このまま前半が終われば、後半何が起こるか分からない」。そんな予感がよぎりだした時に試合が動いた。
前半24分、横浜の左CKからDF松崎強太が左足のダイレクトボレー。これが見事に決まり、先制する。

これで前半同様集中した守りをしつつ、ゴールも奪わなくてはならなくなった後半の岐阜VAMOS。最後まで走りきった体力は見事だったが、試合巧者、横浜の牙城を崩すことは最後までできなかった。

攻めても攻めても点が取れなければ流れも悪くなる。流れが悪ければ結果も出づらくなる。それでも獲った1点、1勝は、勝ち点3を上乗せするとともに、横浜の真価を証明するゴールだった。

(写真/横浜の進撃を必死で食い止めようとする岐阜VAMOS)

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