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[JFAプレミアカップ]逆転、逆転、また逆転、そして逆転!大分U-18が劇的勝利!

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中学年代日本一決定戦!
「JFAプレミアカップ2011 supported by NIKE」

[5.3 JFAプレミアカップ1次R 大分トリニータU-15 5-4F.C.コーマラント J-GREEN堺]

 3日に開幕した「JFAプレミアカップ2011 supported by NIKE」は午後から早速1次リーグ第2戦に突入。グループBでともに初戦黒星の大分トリニータU-18(九州2/大分)対F.C.コーマラント(四国/香川)は計4度試合がひっくり返る大熱戦の末、大分が5-4で勝った。

 試合は前半5分、中盤中央でボールを受けた10番MF坂井大将が左前方のスペースへ正確且つ力強い、ライナー性のフィードを蹴りこむ。これに大外から走りこんだU-15日本代表候補FW戸高裕登がGKの頭上を抜けるヘディングシュートを放ち、先制に成功する。

 大分はこの後も坂井を起点に攻撃を展開し、左MF甲斐慎也や右サイドでボールを引き出すエースFW戸高がチャンスメークした。一方、コーマラントのシュートは前半、右FKからFW池田翔流が放ったヘディングシュート1本のみ。池田やFW近藤舜介、MF高橋翔馬らが勢いよく攻め込むが、相手の堅いディフェンスに封じられた。

 だが後半、試合は駆けつけた両チームの応援団を興奮させる展開となった。まずは6分、コーマラントはDF山西輝英の右FKを池田が頭で押し込み同点。さらに7分にはMF長岡嵩大のスルーパスから近藤が右足で勝ち越しゴールを流し込んだ。

 ただ大分は15分と16分にFW岩見直也が連続ゴール。逆転して見せた。それでもコーマラントは19分、ゴールキックから抜け出した池田がこの日2点目のゴール。再び同点に追いつくと、21分には長岡の左CKをファーサイドの池田が頭で合わせて再び逆転に成功した。

 池田のハットトリックで4-3。残り4分でコーマラントが勝利に大きく近づいた。だが勝ったのは大分だった。大分は戸高や坂井が次々とゴールへ押し寄せると23分、左サイドからSB脇田雄真が出したラストパスが相手オウンゴールを誘い、4-4。劇的な同点ゴールで試合を振り出しに戻した大分だが、決勝トーナメント進出の可能性を残すためには勝つしかない。

 勝ち越しゴールを目指して戸高が強引な突破からシュートへ持ち込むなどどん欲に勝ち越しゴールを狙いにいく大分。その姿勢が実ったのがロスタイム突入後の27分だ。坂井のスルーパスに反応した岩見が飛び出してきたGKの目前で右足で押し込み再々々逆転。大熱戦を制した大分が今大会初の勝ち点3を獲得した。

[写真]後半ロスタイム、大分U-18の岩見が決勝ゴール

(取材・文 吉田太郎)

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