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無駄に費やした45分間、清水は灰色の結果

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[7.15 ナビスコ杯準々決勝第1戦 浦和2-1清水 埼玉]

 眠っていた45分間がもったいなかった。清水エスパルスはアウェーの第1戦で1-2の敗戦。貴重なアウェーゴールを挙げることはできたが、それ以上に前半のプレーが悔やまれた。

 「ベンチから見ていても消極的で、何をそんなに恐れているのか。意に反した展開だった」。長谷川健太監督が振り返ったとおり、前半はまったくサッカーができなかった。シュート数も2対10。チャンスらしいチャンスをつくることなく、無駄に45分間を費やしてしまった。

 後半3分にMFマルコス・パウロの浮き球のパスに抜け出したMF枝村匠馬が豪快な右足ボレーを叩き込んで同点に追いつくと、後半は互角に渡り合ったが、前半の1失点が最後まで響いた。FW岡崎慎司は「大きいアウェーゴールを取ることができたし、悲観することじゃない。次のホームで勝負をかけられる」と前を向いたが、29日の第2戦は1-0の勝利、または2点差以上での勝利が求められる(2-1なら延長戦)。

 アウェーゴールが大きな意味を持つことになるのか、それとも試合にならなかった45分間が響くのか。その答えは2週間後に明らかになる。

<写真>浦和1-2清水を示すスコアボード
(取材・文 西山紘平)

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