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G大阪は清水を下し3位キープ。前清水の高木がアシストで“恩返し”

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[11.21 J1第32節 清水0-2G大阪 アウスタ]

 ガンバ大阪が敵地で強敵の清水を2-0で下し、3位をキープした。前半14分にFWルーカスが先制ゴールを奪うと、後半25分には途中出場のFWチョ・ジェジンが追加点を奪い試合を決めた。

 奮闘したのはこの日29歳の誕生日を迎えたうえ、古巣との対戦に闘志を燃やしていたDF高木和道だ。本職ではない左サイドバックで先発し、前半14分にはクロスを入れて先制弾をアシスト。その後は得意の守備で完封勝利に貢献した。

 高木は清水から惜しまれつつも、リーグ制覇、ACL出場への思いから、今季からG大阪に移籍。だが移籍後はなかなか出場機会が得られないなど悔しい思いをしており、様々な思いでこの一戦に臨んでいた。

 G大阪の公式HPによると、高木は「清水戦を楽しみにしていたし、育ててもらったところなので、いろんな想いがあったが、0に抑えて勝てたのが何より嬉しい。今日が誕生日で、みんなに祝ってもらったことが力になった。ベンチにいる時間も長かったが、自分の選択は間違っていないと思っていたし、違うチームにきたことで世界に広がりが見えたこともそうだが、ガンバに来て良かったと思っている。今日のことは忘れない」と声を弾ませていたという。

 西野監督も「高木には自分のスタイルを左のポジションで発揮して欲しいと伝えていた。決してオフェンスのセンスが無いわけではないし、しっかり自分のスタイルをあのポジションで出してくれた」と評価した。

 今季は残り2試合で、鹿島、川崎Fとの熾烈な優勝争いは続くが、ぴったりと上位に食いつき、プレッシャーをかける。

(文 近藤安弘)

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